空を見上げて
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サラウンド(3)

サラウンドとは離れるけどフルデジタルからアナログ出力を得る手段。
というか回路図も何もなく、トランス2個。
トランスはST-71を使った。別に他でもいいのだが手持ちで2個あったのが理由。
これは入力600Ω、出力600Ωで1:1。これをスピーカと並列に入れると、出力と分離した信号が得られる。なのでアンプは安全。
アンプは8Ωをドライブするので、600Ωというのはゴミのようなインピーダンス。

あっさりと作る。
結構小さいのでスポンジで固定

完成!!

電源が要らないのはいいかも。特性はまあまあかも。

この出力をD級アンプ(TA2020)に入れる。
それを波動スピーカもどきにつなぐ。
バランスはよくなった。

というか本題のサラウンドはそうはなっていない。
どこで聞くにしても「それなりの音」では聞こえてそこはいいのだが、音がいいのはやはりメインの前のみ。
サラウンド効果はないが、音が反射して変わった印象はうける。ただこれはすぐに慣れてしまって感動は一瞬というか。
ちゃんとやれば、それなりにスピーカマトリクス的にはなるが、やはり聞く場所を選ぶので、このままBGMモードにしたほうがいいかもしれない。
いいのは小音量でも部屋の中のどこで「それなり」というのが一番良い点。
リアアンプをOffすると、普通のステレオになる。

思うに、サラウンドというより、リアスピーカの位置とか反射を変えたほうが音としては面白い。BGMであればリアをセンターに向けることはなくて、壁とか天井とかにわざと向けると、そのほうが面白い音がする。リアの音量も左右変更できるとなお面白い。リアというのは「雰囲気用」のような感じで神経質になるより「雰囲気を楽しむ」風にしたら面白い気がする。
なので観葉植物の下にスピーカを入れておくとかそういうのでも十分というか。そこらから「それとなく音がする」と雰囲気は出る。
あくまでメインスピーカで聞く。

別段、サラウンドにこだわっていない自分を再発見。(^^!
ただエフェクトとしての興味はある。場所を問わないといいのにね。

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サラウンド(2)

とりあえず4chというかスピーカ4個でやってみるところまで決める。
そこからは「無指向性」か「サラウンド」かの選択が残る。

ただ5.1ch用のサラウンドKitはないし、それならAVアンプを買ったほうが早い。
自作するならといろいろ探すと、新日本無線のNJW1186を見付けた。SRSのサラウンドでI2Cで通信する。AVRもいりそうだ。でもChipOneStop入手らしいし、SMTだし。微妙な気がする。自分でDSPよりは楽そうだけど。

考えるとBGMっぽく小音量で場所を満たす目的なので、サラウンドにこだわっているわけでもない。

まずはスピーカを4個に増やしてみる。
ただ4つと言っても、置き場所というのがある。普通ならリビングのソファが中心でその背後だろうけどドアもあるだろうし、同じような悩みはあるかもしれない。
リアに¥をかけるのもあって、それはそれでいいのだが、ここはスペース中心にして波動スピーカもどきにする。なので場所も偏っている。
単純に2個並列にして、逆相にしたり置き方を変えてみる。

まあ悪くはないが、どうしても聞く場所でバランスが悪い。(TT)
リアが強いのはいただけない。
ただお気軽に変えたいので、思いつくのはバイアンプというかアンプを増やす。
普通に考えると、入力を分岐されば済むのだが...メインアンプはフルデジタルだ。(TT)
どこにもアナログ端子がない。

そこでフルデジタルからアナログ端子を作ることにする。

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サラウンド(1)

サラウンドというか無指向性というか。

目的は...
スピーカはどうしても壁際に設置する...で、それを中央で聞くという図式が多い。
この場合、部屋の対角で聞くと音量をあげるとかそういうことになる。

中央で聞くことを考えると、JBLのControlNowのようなものを4つ買って円形にして天井から吊るすとよさそう。
「天の声」になるかもしれないがこれはこれでいいような気がする。ピュアオーディオというよりBGMがよさそう。

ただ、ステレオというよりサラウンドにすると面白そうである。
オーディオによっては不自然になったりするので、DVDとかどういうのに使われている。
方法としては

1.スピーカマトリクス
 スピーカ2個を足して結線を変えてサラウンドを楽しむ。
 いいのはスピーカ2個だけを用意すれば良いので、もっていれば安上がり。(高性能なものは要らないとある。)
 欠点として、アンプを選ぶ(破損の恐れあり?)のとリアの音量調整が面倒。

2.同じことをOPアンプで実現する
http://poiut.web.fc2.com/seisaku/wss/wss.html
の人のように差分を作成増幅する。
 欠点は、回路を組むのが面倒というか。

 もう1つのやり方として、理論的には音場でもできるような。(あまりやった例がないが)
 例えば、スピーカ2個を足して逆相でつなぐ。つまりメインの+-とサブの+-を逆につなぐ。
 するとサブからは-R・-Lが出てくるはず。これを中央付近に寄せるか左右を逆に置く。
 でもって聞く場所によってはLはL-(kL+kR)=k’L -k”で、L-kRになる。kは聞く場所で決まるのが悲しいが、能率とかも影響するので8Ωのスピーカからサブに8Ωを直列にすれば...みたいにして聞く場所でそれらしくはできそうである。

 それを除いてもどうもこれら方式というのは聞く位置がシビアなようで、無指向性からは遠くなるようだ。
 ヘッドホンというのは聞く位置が一定というか決められるのでまだ成立しやすいとも言える。
 翻ると
・スピーカ2個でサラウンド効果を出すもの
 これは演算で左右に出すものを決めている
・スピーカ複数個でサラウンド効果を出すもの
 これも演算するのだが、各社はDSPで実現している
ようだ。
 無指向性であれば、それを無視して沢山スピーカを配置したほうがいいのかもしれない。

まず、2個のスピーカでサラウンド効果を狙う場合には、上のような演算以外の選択肢もある。
・TA4021F:東芝のChip
 千石電商で売られていたKitに搭載されていたらしい
・uPC1891AC:NECのChip
 秋月電子で売られていたKitに搭載されていたらしい
・NJM2701D:新日本無線のChip
 共立電子で売られていたKitに搭載されていたらしい
 Chip単品は今も販売されている
というので数々あったが、今は風前みたいだ。

 自作しなくても以下のものがある。
・ViviD-3D 音の3D
 殆ど売られていないが若松通商で販売されていた。¥1980
・eala 3D Surround Module
 NJM2701Dを使っている。¥4,980 

2chのサラウンド効果に関してはいろいろ考えられるが
1.スピーカの配置を広げた感じにするもの
 つまりL-kRにすればLしかない音がより左になるため広がりが出る。
 スピーカを4つにして背後付近に置くとステージが中央にあるとして、左右の演奏楽器の反射音がホールの左右の背後から聞こえたように感じるが、やはり聞く位置は難しくなる。
2.残響をつけるもの
http://www.geocities.jp/s_s404/2zoufuku2.htm
 これは音速を利用するもの。0.1秒の残響だと34/2mのホール残響?そう単純ではないにしろ上の方式は左右バランスに対して、それに残響足す。
 2chでも合成すればできるが、この人は4chでやっているようで、そのほうがリアリティはあると思う。

 こうやって見てみると、2chスピーカのサラウンドというのは、スピーカの置き場所を補正するというかどういう意味合いが強いような気がする。
 例えば、コンポなどで置き場所の関係で左右幅が50cmしかとれないが、2mぐらいにしたような音にして聞きたいとかそういう場合には有効に思う。また残響効果も聞く場所が一定であれば一定の効果はあるような気がする。
 4chスピーカはリアルなスピーカがある分、場所の制約もまだ良いしリアリティというかそういうものもある。2chの場合、他にも部屋の反射があるため、(前の左右一体型スピーカではないが)「前から出た音を後ろから出た音」に認識するのはかなり難しいように思う。耳は確かに2つではあるが、場所によっては前の音が強すぎたりする。

そう考えると4chというかスピーカ4個でやってみたい気がする。
話は違うが5.1chというのも、サブウーハが要らないほど低音があれば、5chだし、センターが要らないのなら4ch。画面を見ないのならセンターは要らないかもしれないのでオーディオだけなら4chでいいような。
 

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AVRでDDSを作る

アンプの特性を測定していた。

20Hzから20KHzだと、WaveGenとかが使える。
USB音源でやればそこそこに出るが、これ以下や以上が難しい。

そこで秋月のDDSを使っていて、これを低周波がいけるように改造しているのだが、
・スタンドアロンである
 いいところもあるがスイープできない。
 外部コントローラでやっている人もいる。
・サイン波しか出ない
 改造すれば矩形波は出せるようだ。
そもそもオーディオだと100KHzほどまででMHzは必要ない。
性能もよくて、その割りに高いともいえないが、PCでやってみたくなる。

AVRだけでDDSをやっていた。
http://www.myplace.nu/avr/minidds/index.htm
シリアルで制御できる。
AVRStudioでコンパイルできるようにしてくれた人がいる。
9600psみたいだが、そのほうが安全かも。
http://www.geocities.jp/kuman2600/n11sine_wave.html
コントロールソフトもいいのがあって助かる。
ちなみにスタンドアロン化しているのもある。
http://www.scienceprog.com/avr-dds-signal-generator-v20/

安そうだし、やってみた。

試しに動かしたら結構いい感じだったので、
・USB接続&バスパワーにした
 スッキリした
・出力が大きいのでボリュームをつけFETをかませてAC結合にした
 直結できるようになった。

よく考えずにつけたら足が1つつかなかった。(TT)

よいところは
・PCから制御できる
 なのでプログラムを書けばスイープ可能。
・波形種類が多い
 サイン以外に三角・のこぎり・矩形が出せる
・安い
 秋月のより格段安上がり
欠点は
・周波数に端数が出る(表示する。)
・上限が100KHzぐらい。(オーディオ帯域以上はある。)

さすがに100KHzぐらいの矩形波を入れると盛大になまる。
だから音が悪いかといえば、必ずしもそうでもないようだ。
難しいものだが、性能測定ならできるようになった。
受信側を作れば自動測定も可能なのだが、そこまでのこともないか...。

安くできるわりには性能は良いと思う。(^^)

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ヘッドホン出力とライン入力(5)

ついでなので、PCのWaveGeneの設定相違を調査

まずはスイープ時間
・5秒の場合

・180秒の場合

これだけでもかなりまともっぽくなる。

次はスイープモード
同じく180秒のリニアスイープの場合。

これをやると、高音はいいのだが低音は(多分長周期なので)おろそかになるようだ。

今度はWaveSpectraの設定。
・窓関数を矩形(なし)の場合。

それほど大差がないような...。
・窓関数をFlatTopにした場合

こういう感じになった。
作者の記載どおり
・180秒ぐらいのスイープ
・リニアスイープ
・窓関数は矩形
にしておいて、20Hz-500Hz程度は再度30秒程度のスキャンをやるとよさそうである。

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ヘッドホン出力とライン入力(4)

このままだと「作って終わり」なので測定してみることにした。

<測定方法>
・スイープジェネレータ
 PCのWaveGeneを使用
http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/wg/wg.html
注意)
 PC内蔵のサウンドボードはひどく2台やったが、いまいち。結局、一番まともっぽいオーディオテクニカのUSBオーディオを使った。(ATC-USBA3)
http://www.audio-technica.co.jp/products/pc/atc-usba3/atc-usba3.html
 これはLineOutもついている。但しレベルは小さい。
・測定
 PCのWaveSpectraを使用。
http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/ws/ws.html
 無料のプログラムに感謝。

<測定結果>
ループバックさせたのが以下。

本当は20Hzから20KHzまでフラットなはずが、500Hzあたりから減衰するように見えている。
原因というかスイープ時間が短いと高域は落ちて出てくる。
これは作者のページにも書いてあって、
・リニアスイープにする(デフォルトはログスイープ)
・スイープ時間を長くする
・FFTの窓関数を矩形にする(?)
とすれば良い。
やってみたら随分改善したが時間がかかるので今回はこのままってことで。
なのでこの波形はオーディオテクニカのせいではないので念のため。

とにかくこれが(フラットではないにしろ)系のリファレンスであり、正しく出ればこういう波形になるということになる。

A)トランスによる昇圧の結果
ループバックさせたのが以下。

これだと低域まで減衰している。(TT)
せっかくエコなのだがオーディオとしてはいまいち。
まあST79A自体が低音部分は減衰するような特性ではあった。

B)OPアンプによる昇圧の結果
ループバックさせたのが以下。

これはさすがに、ほぼ同じ出力になる。優秀というか当然というか。
結局はオーディオ向きなのは後者しかない。

話は変わるが、マイクアンプで
2石マイクアンプキット(プリアンプキット)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-04102/
というのが秋月で売っている。(@700)
改造すればこれも片電源のアンプにできそうだ。
上のように無理して-12Vを作ることもない。無理すれば+5V単一でも動く。
倍率が高すぎるが、これも調整できそうだ。
オーディオっぽくないが、部品を交換すれば使えそう。

それもそうだが
大容量出力可変安定化電源キット LM338T使用 最大5A
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00096/
ってのがあって、1.5Vを作れそうだ。
つまりこれで携帯プレヤーの据え置き化をはかるのもいいかもしれない。

話が発散したが、とどのつまりST79Aの昇圧は測定的にはいまひとつ。
ただ聞いてみて好みであれば不自然ではない。

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ヘッドホン出力とライン入力(3)

iTrans方式はこれはこれで悪くない。
ただ電源をつければ、似たようなサイズで同一物が簡単にできる。
とは言え、電源が2種あると面倒なので1種でやってみる。
DCアンプにしたいので負電源は正電源を反転させて作成。

こっちの配線はかなりになるし、ケースの加工も同じ。
背丈がないので小さくできる。
こんな感じ。

ボリュームをつけたほうが良かったかな?

長所としては
・ゲインは沢山かけられる。
・なんならフィルタも簡単につけられる。
・比較的小さくできる。
みたいになる。
OPアンプはちゃんとしたものにしないと音質が劣化する。
そういうアンプはだいたい12Vの両電圧が多い。(TT)

さすがにこれを入れると音量不足などというものはなくなる。
ただ電源がいるのがいただけないが、アンプからとるのは手かもしれない。

この2品があればだいたい間に合うと思う。
(なくても音量をあわせればOKかもしれないが...。)

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ヘッドホン出力とライン入力(2)

エレキットのiTrans(OP-800)というものが高いのでさらに調べてみる
ここに自作している人を見つけた。
ST-79Aというサンスイのドライバトランスを使っている。1次と2次を逆にして2次(40オーム)から入力し1次(600オーム)へ出力する。
3.68倍になる...はず。
これだとST-79Aは@600前後なので@2000ぜずにできる。
ただ5倍は出なくて3.68倍になる。

配線は4本しかないけど、ケースの加工が面倒。
ST-79Aは背丈が結構ある。
あっと間にできて、こんな感じ。

でつないで見る。
確かに音量は大きくなっている。
特性を見ると低域がやや減衰しているが聞いていてさほどでもない。
電源が要らないのは何よりいい!!
エコだし。(^^)

欲を言えばもう少しゲインがほしい。
もっと出れば、ローパスフィルタなのでバスブーストというかそういうのもできそうだ。
電源なしで行けるのが美しい。
iTransの代わりのいいかもしれない。
これでQriomがUSB電源で聞ければ据え置きで使えそうな...。

ここで終わると、ただ真似て作っただけなので今度は電源をつけたものを...。

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ヘッドホン出力とライン入力(1)

よせばいいのに安売りのメモリプレヤを買ってしまった。
QriomのUA-F20というもの。
山善なので国内ブランドになる。
なんと¥777で売っていた。
これなら上海問屋より安い!!

こんな感じ。

使った印象は...
<良い点>
・液晶が小さいながらグラフィックで日本語表示ができる。
・(使わないが)録音機能がある
・単4電池で動く。(交換が便利)
・USBメモリに見える
・USBの延長ケーブルが付属している。(便利)
一方
<悪い点>
・CDもみえる
 これは良かれと思ってやった機能に思われる。
 ここにソフトが入っているが使わない。
 このせいだと思うが、USBメモリを扱う機器に入れても認識できない。(TT)
 CDをつけてこの機能はなくてしてほしかった。
・USBの認識がいまいち
 なぜか不明なのだが、電池を抜かないと認識しない。
 入れたら4台PCを試して「不明なデバイス」で全滅した。
 抜いたら成功する。
・USBをさすと演奏できない
 通常の場合はマスストレージになるのでこれは演奏できなくてもしょうがないが、充電USBで演奏してほしかった。
 据え置きにする場合は不便。
 ついでなら充電機能もあるともっと便利。
・認識できないものがあるようでとまる
 音は出ないので電源Offとわからない。表示は出ているけど...。
 知らずに電源Offになったと思って翌日気づいたら、電池がなくなっていた。(TT)
ただ¥777でこれは凄いので許せてしまう。
音もまあまあだったが、イコライザはいただけなかった。
何もエフェクトをかけないのが一番良い。

よせばいいのに、これをオーディオでつないでみることにした。
で表題のヘッドホン出力とライン入力につながる。
つまり出力が小さい。

元々、ヘッドホン出力は電流は流せるが電圧はさほど出てこない。
ヘッドホンは20-100オームなので電流としては十分。
一方ライン入力は、入力抵抗は20Kオームで電圧は必要だが電流はさほど流れない。
一般的にもヘッドホン端子をライン入力に入れて音は出るのだが、出力が下がる。
プレヤーのボリュームであえばまだいいのだが...。

この手はよくある話なのだが、案外そういうグッズがない。
見つけたのはエレキットのiTrans(OP-800)というもの。
5倍にしてくれるらしいが@8800となかなか高い。
電源が要らないのは魅力で昇圧トランスで変換するようだ。

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廉価版コンポ

なんだかオーディオに入れるのもおこがましい話。

最初にmp3などは例に漏れず携帯メディアプレヤーで聞き始めた。
今はiPODClassicかiPODTouchかだが、外出に持っていくのはなぜか圧倒的に上海問屋の@980プレヤーだったりする。
ヘッドホン型でメモリ搭載とか、液晶付きとかいろいろ買って見たのだが、まずもって本体メモリってのが不便に思った。どちらかと言えば気分で曲を変えたいというか。
上海問屋のはSDカードプレヤーなので、SD交換で曲が変わる。
そうこうしていると、据え置きでも聞きたくなる。
最初はそのままつないでいたのだが、
・操作が不便(リモコンがない)
・電池交換になるので面倒
などの理由から据え置きのプレヤーがほしくなった。
...などというのが動機で、コンポを入れたのだが、よせばいいのに廉価版を入れてみた。
SonyのNetJukeもあるのだが、多機能なのか起動も遅く操作ももったりしていまいちだったこともある。

最初に入れたのがExeModeのCDR-300だった。
付いてきたスピーカはすぐに外して、アイワのコンポのものに取り替えた。イコライザは...少し低音を強めに設定。
正直、あまり音は期待してなかったし、BGMでよかったのだが、これはこれで割とまともな音で鳴った。
ピュアオーディオからは離れるが、一般レベルの音にはなった。
(クリアとかそういう音ではないが、BGMとしてなら聞いていてOKという音)

その次に別の部屋でも聞くたくなって、CDR-300が製造中止だったこともあって同社のCDR291を買った。
評判はさほど悪くなったのに、結果としては散々だった。(TT)
BGMとしてもちょっと耐え難い音だった。
・スピーカはすぐに交換
 ついているのはプラスチックエンクロージャでいまいちだった。CDR-300は木製。
 同じ10cmでCDR-300は2way。でもどちらも変えてしまった。
 自作のフォステクスをつけたJSPスピーカで少しまともになった。
 それでも、一般レベルには達していなかった。
 しょうがないのでアンプ部分を改造した。
 これでなんとか聞けるレベルの音になった。それでもまだ改良の余地がある。
・操作性が悪化した
 電源スイッチで操作したせいか、電源Offで全てを忘れる。
 USB/SD/CDの区別・音量・再生曲数...。いつも最初からになる。
このあたりで、もう面倒で使わなくなってきた。
年式からするとCDR-300よりは新しいはずなのだが、こうも改悪されると恐ろしくて買う元気がない。
他社からも似たようなものはあるのだが、操作性は触ってみないとわからない。
 スタンバイで使えばよかったのかもしれないが...。

しょうがないので、mp3プレヤーKit+アンプで自作したものを聞いている。
これはこれでいいのだが、CDだけは聞けない。
というかCDはすぐにmp3にしてしまうのであまり聞くことはないのだが、それでも稀に...。

面白いもので、CDを聞きたくなる時に限ってCDR-300のCDの調子が悪い。
最初は音とびからはじまった。
クリーニングディスクでクリーニングしてもなおらない。(TT)
しょうがないので綿棒+アルコールでピックアップレンズを清掃した...ら全然読まなくなった。(TT)
「NoDisc」になってしまって、全然読めなくなってしまった。
CDR-291ならあきらめもつくのだが...。
まあUSBやSDは聞けるので、捨てるほどでもない。
CDR-291とCDを交換してみたいのだが、どうもCDの構造そのものが違って部品も流用できそうにない。CDR-291は簡単に分解できたのだが、CDR-300はネジを全部外してもなぜか1箇所がどこかに固定されているようで分解できなかった。
見えるところは清掃して、注油もしてみたが一向に改善されない。
CDが聞けないのも悔しいし、さりとて買い換えるほどでもないし。
それでヤフオクで探すと、たまに出ているようだ。で1件はオークションで競り負け、もう1件本体だけのが落札できた。
ただリモコンがなかった。(TT)学習リモコンがあるので、それで我慢するとにした。

それやこれやでCDR-300が2台になり、CDR-291は...燃えないゴミ...。(TT)

教訓としては...
・廉価版でもそこそこの音がするものがある
 ただ、ついているスピーカそのままでは、いまいちの場合が多い。
 まずはスピーカを取り替えてみる
 それでもダメな場合も存在する
・操作性が悪いと使わなくなる
 特にそれより便利なものがあるとそうなる。(そっちが「当たり前」に思うので。)
 機種が新しくなっても改悪されているケースもある。
ということで、
・操作性は購入前にショップとかで確認すること
・音もそうだが、スピーカを変えた音は想像がつかないような。
 でも一般的に言って今のアンプそのものはそんなに悪くないものが多いと思う。ICが優秀というか。
 なのでスピーカで激変するが、イコライザぐらいあれば好み風にはできる。
とは言え、やっぱりこの手は博打か...。
 LineOutからとるならコンポの意味はないし。

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カセットデッキの修理

古いテープをデジタル化しようと考えた。
レコードもそうだが、CDで買い換えたものもあるが再販されなかったとか忘れたとかで結構残っている。

ラジカセでもいいのだが、昔から愛用していたTEACのA-20というデッキを引っ張りだした。
なんと40年ぐらい前のものだった。
ゴム関係は当然のごとく入れ替えてみたら最初はうまく動いた。
しかし、しばらくすると
・リワインドが弱く
・音が出なくなる
現象が出てしまって、さすがにあきらめた。

ただ一時的なものなので、そうお金もかけたくないのでオークションをあさってみた。
するとジャンクでDENON DRR-M30が出ていた。
ジャンクというのはローディングがいまいちということらしく外観は良いらしい。
@1000だったので早速落札した。

早速届いたが、記載どおりローディングがいまいちで排出されたりする。
この手の修理はネットにも情報が多いが、ローディングベルトのへたりなので交換すればよい。
最初は似たような輪ゴムをつけた。
まあこれでも応急処置としてはいいし、動作もよくなった。

ただこれではあまりなのでバンコードという自作用のゴムベルト素材を買った。
作り方は切断の両端を暖めてくっつけるだけという。
1晩放置すれば強度も得られる。

ハンダゴテでやってみたが、接着はうまくいくが接合部分は太くなる。
それでも2-3度やるとまあまあのものになった。

早速交換してみる。

緑の輪ゴムと交換する。
後は、ヘッドやキャプスタンゴムなどを清掃。これで修理完了。

なんともあっけなく終わってしまった。
バンコードは送料が高いというかメール便にでもしてくれたら助かる。ただ(径によるが)そんなに高くはない。
ウレタンなので長持ちはしないかもしれないが、また交換すればいいわけだし。
結構修理としてはお手軽で楽しかった。

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省電力BGMコンポ(4)

しばらく聞いていたら、突如鳴らなくなる。(TT)
コンソールの表示すらまともではない。

この現象、前にも...。
原因は12MHzの水晶の発振停止。
SL811といい、なんだかここの回路が難しいのか、はたまた水晶が悪いのか。
でも、このKitは2回購入して2回ともこうなった。
2回目はさすがに、一緒に売っていた12MHzの水晶も買っておいた。まさか本当に壊れるとは思っていなかったが。

これで復旧した。
もう1台もこうなっている。その後は安定しているような気がする。
それにしても、すぐに壊れるが他の購入者はそういうことがないのだろうか?
ノイズの件とここと、ランダム再生がいただけない。(TT)
でも、まあ安いので良かったってことで。

ちょっとメインのBGMにしては低音が足りないので悩ましいところ。
例のプリアンプのオペアンプでも取り替えてのせてみるか...。
ラジオ音質になるのもなあ~。それよりははるかにいいのは事実。

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省電力BGMコンポ(3)

やっとケース加工にとりかかる。

ノイズ対策で結構部品が増えてしまった。
でも当初の予定通り、3.5”のFDDプラケースに入れることにする。
これはプラスチックだし加工が楽だ。

後ろは電源端子とスピーカ端子のみ。

全面は表示部分とUSB・SD部分、それに電源スイッチをつけた。
コンソールのスイッチは中に入れてあけないと使えないが3.5”のFDDケースなのではねあげると開く。
スイッチの加工がなかったおかげで至って簡単に出来てしまった。
内蔵物はスカスカなのだが、配線が沢山収納されているような感じ。

できた!!

早速聞いてみることにする。
音量はスピーカにもよるが、MAX50の半分の25ぐらいでBGMっぽく、丁度良い。

音は...

悪くないというかいたって普通のD級アンプに聞こえる。
まあ、驚くほどクリアーとか書いてあるが、さほど驚きはしなかった。(^^!
対策のおかげでノイズは減って、BGMでも感じることはまずなくなった。

フィルタレスということで心配もしたが、音への影響はさほどないようだ。
低域から高域まで伸びていると思う。BGMには良いアンプに思える。
惜しいのは
・パターンでアナログ部分と回路部分は分けてほしかった
・オーディオクラスの部品を使ってほしかった(これは交換すれば済むが)
ということで、音質自体はこのままでいいというか一般クラスのD級だと思う。
中国アンプ(トライパス)とは互角だと思うが、BGMならともかく、パワーが足りない。

もう1つは、トライパスは低音ブースタ回路を入れてあるので、その部分がない。
なので
・ヴェロダインで聞くと...まあ、そこそこの音質で聞こえる。これにトライパスをつなぐと低音過大というか。
・JSP(自作)で聞くと...低音がトライパスに負ける。当たり前なのだが...。
という感じ。
入力にフィルタでもつけてみようかとも思ったが、SNが悪くなりそうでちょっと躊躇している。

完成と言えば完成だし
・+5V単一電源
・省電力
までは、合格しているように思うし、音もまあまあと言えばまあまあである。
ちなみにmp3のイコライザはないほうが良い。これも当たり前か...。


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省電力BGMコンポ(2)

最近の通販は早い。
もう届いてしまった。(^^)

早速組み上げる。
と言っても

・プレヤー部
aitendoのMP3フルキット@3500
ただ配線をつなぐだけ。
・アンプ部
秋月の1Wx2 ステレオ・デジタル・オーディオ・アンプ・キット@2000
コンデンサとジャンパピンをつけるだけ。10分ほどでできる。

ケ-ス加工が一番大変そうだ。とこの時は思った。

でもコンデンサを変えたりして結構楽しめるかもしれない。
バラックであるが、こういう感じで組み上げた。

スピーカでFF70EGの能率が気になったので、そこだけ調べてみた。
ううむ。さすがにMAXにすると丁度良かったりする。
これでは、音量を下げるしかない。(TT)

ジャンパピンを見てみると、今は一番低い6dBゲインになっている。
どうも推奨値は17.5dBらしい。そこらに設定するといい感じになる。
ところが、この設定にするとノイズが大きく音楽どころではない。(TT)

しょうがないのでノイズ対策に走る。

まずは、アンプの電源を対策した。
フィルタを入れてみた。Lは0.68mHという、秋月のもの。OSコンも追加。
このあたり改良したD級も発売していたと思い出す。
でも、これ6Vなので使いにくいのでパスした。

結果、今度はmp3プレヤーからのノイズが聞こえる。
やはりフィルタを入れて、OSコンを追加。

次はどうも、入力線からひらうようだ。
そこで極力短くしてシールド線に変更。

だんだん無残になっていった。(TT)

おしまいはmp3プレヤーの表示をつけるとやはりノイズが出る。
これはここでやっていた対策そのものにした。
元々、このmp3プレヤーが出力が低い。それを入れる場合はかなり効いてくる。ただ音量をmaxにしておくとさほどでもない。
今回はボリュームも省略して、ここでやるつもりなので対策は必要。

やっと音楽が聞けるようになった。

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省電力BGMコンポ(1)

USBをやっているうちに
・フルデジタル
も面白いが
・省電力コンポ
を作ってみたい気がしてきた。

とは言ってもKitを組み合わせるだけなのだが。
・プレヤー部
aitendoのMP3フルキット@3500
これは安価で使いやすい。
ランダムができないし、WAVなどは扱えるわけではないが、割り切る。
・アンプ部
秋月の1Wx2 ステレオ・デジタル・オーディオ・アンプ・キット@2000
1W*2としょぼいが、割り切る。
でどうかと思う。
合計で@5000と遊んでも悪くない金額。
多分乾電池でも動く組み合わせだし、5V単一になるし。
きっと2Wも行かない電力だろう。

後はスピーカだが、FF70EGのJSP方式があるので、これでやってみたい。
これもコイズミ無線で@980*2で買える。エンクロージャは自作するしかないが。
秋月のものは使ったことがないが、1Wだとスピーカ(FF70EG)の効率が悪い(83.5dB)のが気になる。
ここでエコでもないような感じもするのだが。もっと効率のいいのを選ぶべきだが、音質もあるし。

音質と言えば、一旦アナログになるが、すぐにデジタルに戻るというか。
まあこれも短い距離なので、音質劣化というのは少ない気がする。本当は最終段までデジタルがいいのだが。
秋月のは、評判もそう悪くはないようだし、改造している人もいる。ただ、やはり自分で聞かないとこういうのはなかなかだ。
aidendoも秋月も他にもアナログアンプを売っているので、それでもいいのだが、省電力にはならないだろう。(熱ロスが大きい。)

過去の経験から言えば
・MP3プレヤー
 とにかく電源をしっかりフィルタして綺麗にする。
・D級アンプ
 余裕のある容量のものをつないで瞬発力をあげる。
ということでかなり期待できる。

後、この組み合わせでは「低音強調」ができない。
mp3側にイコライザがあるものもあるが、個人的にはこれはあまり使わない。
というか、修正は最小限の方が良い音が得られる。
ただ、スピーカの補正はアンプでやったほうが安上がりで効果的だと思う。スピーカがフルレンジならなだらかなフィルタであれば不自然さは出ない。
自分の場合、7cmのBirdHouseは低音は出るが、せいぜいが100Hz程度なので、それ以下は強調したい。
これで随分質感が違う。16cmクラスとは言わないが、それに近いような質感を出せる。
中高音は極めてよい音質だと思う。
一方、低音強調でもそれより上の200Hzあたりに手をつけると透明感がなくなりバランスを崩す傾向にある。つまりは、スピーカで落ちている部分だけ補うような補正でないと、かえって悪化する。

これをやるには、前述のようなプリアンプをつける手はあるのだが、+5V単一では、どうも音質が落ちる。
透明感もそうだが、低音も全然でなくなる。DCアンプで低音が出ないというのは経験がなかったので不思議。低周波の増幅なのに...。

まだ悩んでいるが、いっそパッシブフィルタを作って、エミッタフォロアでバッファすればいいのだろうか?とも思う。
どうせD級側でゲイン設定できそうなので、この方式でも悪くはなさそうである。

まあ、とりあえず発注だけはしておこうと思う。

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