イコライザ(6)
後は個人的な感想であるが、どうも200Hz近辺を持ち上げると不透明感が増す印象である。
200Hzというのは、低いように聞こえてさほど低くもない。
100Hz以下ぐらいだと、大きな影響はもっていなさそうであるが、それでも急峻なフィルタはどうかと思うので、低音を強調したいのならもっと下を狙っておいたほうがいいと思う。
逆にそうすると、スピーカもある程度のものが必要になってくることになるが、恐らくはJSP方式だと10cm以上もあって、まじめに作ればそれなりではないかと思う。
エンクロージャはおいそれと取り替えるのは大変だがユニットの交換はまだ楽だ。
しかしJSP方式でも万能でもなく相性の悪いユニットもあるので注意したほうがいい。
失敗しても出来の良いバスレフ程度にもはなると思うので、そう心配することもない。
今のメインシステムは、何も味付けがなく...
・入力=パイオニアのDV610AV(2万ほど)
ゴールドムンド採用のユニット...なのだが、USBでmp3も再生できる。
ただUSBの再生は
1)WAVの再生はできない
コンポだとできるのも出しているのに...。
2)TV画面を見ながらでないとつらい
フォルダに分けたら何もなしで再生させるのがつらい。
3)ランダムなどの機能がなぜか使えない
CDなどはできるのに...
4)ついでに「でかい!!」
半分のサイズにできそうな...。
という感じで自分にとっては、100点というわけではない。(音質ではないのだが)
・アンプ(3万ほど)
エクリプスのTDA501で、伯耆さんからの借り物。
これは「素」という感じ。デジタルアンプだが中国製のトライパスでも似たような音はする。無味無臭という感じではある。
1)ACアダプタがやけに大きい
2)電源スイッチが後ろにあって触りにくい
などという感じでこれも100点ではない。
・スピーカ(18万*2ほど)
ヴェロダインDF661で、これも伯耆さんからの借り物。
ヴェロダインはサブウーハの専業でそっちは有名だし、低音も恐ろしく切れが良いらしい。
専業とは言え、昔はスピーカも出したらしいのだが、このあたりはさほど有名でもないらしい。
しかし、16cmでもズッシリとした低音がでるのはさすが。
1)とにかく重たい!!1個20Kgはあるのでなかなか大変
2)(自分にしては)音がややきつい。BGMにはつらい感じ。
そしてそれに近づけようとあがいたのが以下のもの。
・入力=自作mp3プレヤー(@5000ほど)
このあたりからして大敗必至であるが...。
AitendoのKitであるが、出力が小さいので「素」のアンプをつけてある。
1)ランダム再生ができない
以外は言う事がない。
これで「ランダム再生」できて「wav再生」できてUSBでHDD認識すれば「買い」なのだが。
iPODが近いといえば近い。
・アンプ(@5000ほど)
ヤフオクで買った中国製アンプでトライパスのTD2024のもの。
フィルタは改造しているがスピーカの補正程度。
100Hz以下を持ち上げている。
これは改造もしやすいのでお気に入り。
欠点と言えば...
1)ポップ音(電源ONのとき)がでかい!!
DCオフセットは調整したがそれでもでかい。
・スピーカ(@5000ほど)
JSP方式の8cm口径のもの。2種あるが、今はTangBandのほうで設計図はJSPのHPのものそのまま。
TangBandは1本@1500ほどで、あとは材料費だが木材だし。
別段、これと言った工夫はなくて、ポートの調整をやったぐらい。ポートは30φのものを20cm*4つけている。
結局はグライコで、これをフラットになるように、ファイルタを設計した。
このまま勝負すると入力で負けてしまう。(TT)
mp3ではどうあがいてもCDには勝てない。そこで、ここだけはパイオニアのDV610AVにした。
30万オーバーのシステムに1.5万で適うのかというのは興味深いのだが、結果はと言えばいい勝負をしたと思う。
こうやると音バランスってのはだいたい似ている。
低音はやはり質感でヴェロダインが良いと感じるが、反面中高音はJSP8cmは捨てがたい。
互角かどうかは好みの問題もあるが、BGMであれば1.5万でも十分という気がする。
どちらも透明感はあるが、フルレンジの小口径は定位も良い感じがする。
欲は言えばきりがないが、この価格なら...と思う。
それにしても、iPOD以外になぜ良い据え置きメモリプレヤーがないのだろう?
コンポでは発売されているが、コンポのスピーカっていまいちなのが多いし。
複雑な機能は要らないのだが...。