空を見上げて
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小型アンプ再び

スマホを充電していてAudioCommのASP-2024KでRadioJazzを聞いていた。
それでも(多少は遅くなっているのかもしれないが)充電はできていて、これはこれで便利である。

しかし...どうも聞き疲れする。
AudioCommのASP-2024Kはそう悪くないと思う。サイズにしては低音も頑張っている。
ただ十分というわけではない。Jazzなので、時々ウッドベースのソロがあって、このあたりどうも物足りない。しかしBGMだからとこれはあきらめた。
問題はそれより音がシャリシャリしている。これがどうも聞き疲れする原因に思える。

試しに自作のものをつないだら、そういうことはなかった。ただ今はパッシブなのでスマホの音量を最大にしないといけない。
また低音を増やす場合はAndroidだとイコライザーソフトを入れる。ただこれは全てに有効でもなく音楽再生だけには有効だった。NetRadioはサポート外。
そもそもここでBassBoostしたところで「出ないものは出ない」という感じで、音が篭るだけに聞こえた。ヘッドホンなら状況は違うのだろう。

AudioCommのASP-2024Kはアクティブスピーカーなので、ならば自作でもその方向...と考えた。
条件として
・BGMなので大音量は不要
・自作のパッシブにつなぎたいのでGNDは共通。ここでD級は難しい。フルブリッジで反転位相であれば片側からコンデンサで駆動している例はある。トランスがいいのだが、重いし大きい。そもそも低域を欲張ると余計大きく高価になる。
・できれば電池駆動もOK
・小さくて、持ち運び可能
・できればBassBoostするもの
・安上がりで手持ちの部品でなんとかなるもの
みたいな...。どうせ自作なので欲張ってみる。

で、D級はあきらめ、njm2073dにした。これ秋月だと¥150+送料であるが、百均アンプに互換品が入っている。他にもコンデンサとか。ケーブルはモノラルなのであきらめたほうがいい。
外すのも片面基板なので外しやすい。
ただ、njm2073dはそのままだと44dBのゲインになる。つまり158倍とかなりゲインが高い。
それならばパッシブなLPFを入れてもおつりがきそうである。
そこで設計したもの。

低音側はそう減衰しないが、高域は22dBほど減衰する。結果的にBassBoost。
(後でこれはやりすぎたようで歪みが出ることがあった。10dB程度の差にしている。)
普通に考えるとコンデンサの0.22uというのは小さく、できれば1uとかそういうのでいいと思われる。
そうすると、もっと低域のみが出てくるのだが、このように小型化したスピーカーは、もう少し高域側も出したほうがいいという判断。
このあたり後で聞きながら...。

設計方針が決まったので後はケースなど。ケースは廃物利用で昔のカセットテープのプラケースを利用。ただ予想以上に高さがなくコンデンサは横に寝かすはめになった。そのせいで思ったより広くなるが、それでもガラガラ。
最終的にはフタがちゃんとしまらず、しょうがないのでテープを巻いておいた。(^^!

出来上がったアンプ。

・ちゃんと音量調整をつけた
・パワーランプもあるにはある。電源スイッチもあるにはある。
・出力端子はステレオのミニジャック。入力は直出し。

大きさは10cm角のパッシブよりも小さくバランスとしては良いような。

このパッシブは秋月の¥200*2を百均の10cmMDFのキューブに入れたもの。底がバスレフもどきになっている。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05646/
このスピ-カー音圧が高い。90dB。
マグネットも大きいのでされなりに重い。音は高級品とは言わないがそこそこ良好。

スマホが倒れないようにスポンジを貼り付け。

これで充電しながら音楽が聴ける。

AudioCommのASP-2024Kと比べるとサイズは以下のような感じ。

容積としてはやや大きいが許容範囲。

で肝心の音質ではあるが...
まず高音のシャリシャリ感はなくなった。反面ちょっと物足りなさもある。ただ音としてはマイルドなのでBGMでは丁度いいかもしれない。
低音が出ないのは相変わらずだが、低域は出ないまでも音圧は大きいはずなので、ウッドベースのソロぐらいはちゃんと聞こえる。
まあまじめに味わうならこのサイズでは苦しいと思う。

電源スイッチもあるし、1.8Vから動くらしいので多分電池でも動く。またいざとなればパッシブスピーカーとしても使えるので電池が必須ではない。スマホの充電は必須だが。

スピーカーは材料費だけなら¥500+アルファだし、アンプは¥100に外装品(これが高いかも)と部品(これは余っていたからいいが買い揃えるとそれなりかも。)でできたのでAudioCommのASP-2024Kより安上がり。多分、部品代を入れても安上がりだが、工作は面倒。工作を楽しむ以外は買ったほうが早そう。ただ思う音が得られるのか?はわからない。
SonyのSRS-TD60もいいが、低音の独立制御はできないようだ。ただ後でわかったことだが、ASP-2024Kでも低音の音量はmax以外は使わないのでなくてもいいのかも。一方、高音だけをあげるとか下げるとかはできない。

結果的には音質的に
○シャリシャリ感がない。
 ただ少し物足りない印象もある
○低音はASP-2024Kより量感も質もたかい。但し(このサイズなので)十分ということではない。
 ウッドベースソロは何気なく利くことができる。(集中しなくてもOKでこれは大事)
○音圧もやかましいぐらい出る
 ASP-2024Kはスマホの音量が中ほどだとmaxでもたいしたことがない。充電で音量まで操作しないので、これは便利。
というので自作の方が気に入った。
 外観的には微妙ではあるが、普段はBGMなので見つめることもないし。

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100円アンプ改造(2)

というのでステレオ改造をやってみる。

改造をしている人は沢山いるし、殆どはデータシートどおりなので回路は割愛。

GNDが共通でなく接続できるのなら、電流帰還にしてみるのがいいと思う。
音はシャープになる。ただ低音も出るがfo付近になる。
今回は(電流帰還はそれぞれの帰還ループに抵抗が入るので)この接続はできない。

というのでノーマルに手持ち部品で改造。
改造とは言っても、どこかのブログにもあったが、無理して今のボードで切り貼りするより作り直したほうが早い。
特に
・コンデンサが大きくその場所の確保(小さいものを使う)
・ジャックなどの位置やリブなどの逃げ
があり場所は注意が必要。
後、2連ボリュームはつけたかったが、とても入りそうにないので割愛し、入力を半分にしておいた。
ボリュームはメモリプレヤー側でも調整できるので割愛。

下側のが元々入っていたもの。
本題とはずれるが、うまくつなげば2.1chのアンプにもなりそうな...。
RCだけで分離しサブウーハ駆動しているのもあった。

それはともかく、実装的にはかなりきつい。
元はボリュームはともかく、これが電源スイッチを兼ねている。電源スイッチはつけないがこれも小さなスイッチでないとつかない。
何度も位置を変えてようやく入ったのでケースは穴だらけ。(TT)

この位置からは見えないが一応完成!!

電池のフタが偉く固いけど。

動作はできるし、音量もむしろ大きすぎるぐらい。
音質は...微妙っていうか当然何もないパッシブの方が良かったりする。
メモリプレヤーを有効活用できるのはいいかもしれない。
緊急措置用かな?

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100円アンプ改造(1)

パッシブスピーカーはそれなりに気に入ったが欠点としては
・すべてのメモリープレヤーで十分な音量ではない
・適合できるメモリープレヤーも音量は最大に近く、次にヘッドホンをつないでそのままだと爆音がする
というぐらい。
 iPodの専用のプレヤーを用意してヘッドホンでも聞かなければ解決するが...。

解決手段としたら電池で動くアンプを作ればいいが...まあ今だと使うか使わないかわからないので高いものは遠慮したい。
で巷で有名なものに「¥100アンプ」がある。これなら改造も惜しくないし。

調べるとTDA2822というChipでnjm2073dとコンパチらしい。
・TDA2822が使われている
・BTL接続でモノラル
回路図は
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/cyotto/cyotto_2007_03.html
などにあった。

ゲインが大きすぎるとあるが、素では44dB、下げても26dB(20倍)以下にすると発振の危険性があるChip。ゲインの下げ方はnjm2073dのデータシートにある。それ以下にするのなら入力を分圧。このあたりがノイズが大きい云々の話につながるのかも。
ただ、1.8Vから動くし優秀といえば優秀。

それはともかく、早速¥100ショップに行った。置いてない店もあったが、なんとかゲット。
案外売れているのかも。ただ、モノラルであるが、ステレオをモノラルかしているのではなく、左チャネルだけになる。
音量は確かに十分すぎるぐらいある。(^^!
ボリュームがあるので微妙ながら好きにできる。

でもやっぱりステレオが欲しい。
考えてみる。
案1)
 2台買って、入力を分岐し、出力を合成する。
 欠点が沢山あり、致命的なのは出力がBTLなので合成というかGNDは共通にはできない。それ以外にも、ボリュームは面倒だし、電池も倍になる。よってボツ!!
案2)
 入力をモノラル変換し、出力を分配する。
 出力は8オームなら並列、4オームなら直列でもいいし。改造は入力ジャックと出力ピンケーブルを取り替えればよさそう。入力で左右を合成するが、その程度は簡単そう。
 これが多分一番スマートに改造量も少なくできる。
部品で行くと
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-02460/
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05749/
があればいい。
 欠点としては左右同じものが出てくるのでモノラルになる。
 スピーカーも中央によっているものならOKかもしれないが...。でもこの程度はこのアンプでやって欲しかったような...。
案3)
 まじめにICでステレオアンプにする。
 機能的には何ら問題はないしあるべき姿にも思う。
 欠点は改造が面倒そうだが...まあそれが趣味でもあるわけで苦痛でもない。
ただ、もしステレオで¥200なら、間違いなくそちらを購入するように思う。
コンデンサの面積が問題だけどそれでも入るかも。ただ、ボリュームでこの形状で2連ものが難しいように思う。

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BBEで遊ぶ(8)

BBEで、いろいろやってみたが、どうもある程度以上のものだとBBEは入れない方がよいように感じてきた。(個人的独断?)
共鳴管は密閉になるような変化はないが、ユニットの持ち味がなくなって、解像度があがって強めというかシャープな感じになる。場合によっては強く感じることもある。

そうなるとニアフィールドは別にして入れられそうなものは、8cm波動スピーカーぐらいだ。
小音量でもそれなりの音になるのはこれぐらいなのでBGMにもいいかな?と。

そういえば実験は終わっていた。
いまいちに思っていた8cm(3”)波動スピーカーで実験。

面倒だったが台座をばらしてBBEアンプを入れて組みあげ。
今度はmp3のプレヤー部がないの悲しい。外付けしかない。
できたのがこれ。

mp3をいれたいが本体の改造になるので我慢する。
印象はやはりいい感じに聞こえる。
10cmぐらいに昇格したような感じ。
ただちゃんとした大型のものを聞いて比較するとやはり質感が違う。ちょっと聞いた分には似ているのでたいしたものだが。

波動スピーカーについていえば、もっと部屋の反射があるといいのかもしれないが、まあこんなものかな?と。どこから音が出ているのかははっきりわかったりする。
この波動でもBBE込でならなんとか聞けそうなので、聞く機会が増えるといいが。
mp3プレヤーが問題だけど、aitendoのでもつないでおくことにする。

その後...。
なんか音がきつい。いろいろ調整してみたが曲によってはきつく感じる。
結局、波動スピーカーも戻してしまった。(^^!
迫力は増すし、シャープな感じになるのは凄いのだが、どうも聞きなれないせいか馴染まない曲おあるようで。
戻すと、寝ぼけたような柔らかな音に戻って、BGMはこのほうがいいような気がしてきた。
人間ってわがままなような。

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BBEで遊ぶ(7)

BBEをやっていて思ったのは...。

・最初から高音に対して中音・低音を遅延しておけばいい
 そういう録音にする...
とか思ったが、聞いていくうちにちゃんと調整しないときつく感じたり微妙な部分があるように思えてきた。高音とかそれなりのもので聞くとBBEがなくても結構解像度があるので、そんなことをやるとかえって大勢に嫌われるような気がしてきた。
やはり自分のシステムに応じて調整するものなのだろう。ソースを動かしてはいけない。

次に思ったのが、新日本無線などはアナログっぽいが
・PCでもできるんじゃないか?
と。デジタルフィルタで遅延もかけ放題だし。
探すと...あった。

BBE D82 Sonic Maximizer Plug in software


◆国内未発売◆『並行輸入品』◆とある。
それはいいにしても¥12800って...。BSSP10なら3台ぐらい買えてしまう。
PCの出力につなぐのなら1台で事足りるし...。
Freeか安いのなら考えてもよかったけど、この価格はちょっと。
MSあたりが開発してくれないかな?
Winが売れることにはならないかもしれないけど、「スマホよりいいぞ」とか。
Androidにあるとも思えないし...やっぱりマイナーなのかしら?

スピーカー制作で安上がりでにやるのなら格好なんだけど...。

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BBEで遊ぶ(6)

BBEは魔法の小箱でもないようで、スピーカーを小さい方向にもっていくと(想定)制御範囲をはずれてしまうようだ。
って元々ない低音はないまま...。

今度はオーソドックスにもう少しまともなスピーカーにしてみる。

まずは自作でいまいちに思っていた8cm(3”)波動スピーカー。

波動の音を除いても低音がちょっと少ない。10cmのはそれなりに出る。
ユニットはTangBandだし、3”で2.5”より大きいし、周波数特性もこれまでのものよりは遥かに良い。
最初にMach3Bassを最大にしておいたら低音が出過ぎ!!
いろいろ調整していると「軽くかける」のが良いようで、スピーカーがそれなりだとそんなにかけなくてもまともっぽい。
高音はスピーカーが左右にあるので最大にしてもキンキンはしない。

音は、クリアではあるが元々さほどひどくもなかったのでBBEのOn/Off差異は小さくなっているような気がする。
いろいろ調整してやると好みの音になってきた。
このスピーカーは今はaitendoのMP3+AMPをつけて今はラジカセ風になっている。
なので、アンプが微妙に大きく取り付けするのが面倒でもある。

次はP610。
ここらにいくと40年前のユニットとBBEってのは珍しいかも。

アンプしか映ってないけど、P610+Labo-Xに接続。
これでもクリアーっぽくなる。ただここらに行くとP610の持ち味みたいなのもあってなんか微妙な気もする。悪くはないのだが、なんか近代的な音になって...。
そう思って、好みを変更して...こんなもんかな?と思ったら...。BBEの設定がOffに近いような...。
やっぱり...でBBEをOffすると音がひどくなる?
Lepaiでもこんなひどくなかったような気がする。
Amazonで見ているとOffしてもBBEの回路は通るようで、そこで劣化するとあった。そんな気もする。
価格Comを見るとこのアンプは周波数特性がいまいちらしい。ただmp3なら16KHzで切れているのでどこまで気になるのか?は微妙。
どうもBBEをOffすると何もないD級アンプよりも悪化するような気がする。ただこのアンプでOffで使うぐらいならLepaiでも買った方がいいような気がする。

BBEの設定値をかなり大きくすると例えば、ノスタルジックな民家を見ていたのが、突然ビルになったような...。
こうなるともう好みっていうか、持ち味を残すか切れ味を残すかみたいな。
良く聞くと本物は本物っていうか低音でも質が違う。「ズン」と「ズシン」みたいな。それでもたいしたものだけど。
現代のユニットみたいな音になってしまった。(^^!
ってことは¥10000のスピーカーが¥10万になることもないのかも。
つまり良いスピーカーでも変化はするが、元々がいいので良い方向に働くとは限らないようだ。良いものはそのまま聞いた方が良いように思うが、若干の不満ならスピーカーを買い換えるよりは早道&安上がりかもしれない。
コンポ用の小さな(10cmぐらいの口径の)スピーカーがいいような。

結論的には、比較的安価なスピーカーとか容積を無理したようなスピーカーには効果的で劇的と言っていいほど変化する。安いスピーカーには標準で搭載してほしいぐらい。パラメータの可変は我慢するにしても、ここらは(低音を除いても)良くなる。
一方、ある程度のレベルのスピーカーだと特に低音に不自由するわけでもなく高音もツイータではないにしろ過不足が少なくなっていて、それよりは「持ち味」みたいなものを味わっている部分があって、そこらがおしなべて過度に強調されるというか、持ち味までなくなるような印象がある。それでもそんなに悪い音ではないので、それが好みという向きも多いかもしれない。
元々、音楽でも曲によってはシャープでないほうが良いものもあるのであくまで好みだろう。切り替えて使うことを考えるとBBEOffの音質はもうちょっと上げてほしい感じ。(変化はよくわかるが、Offを悪化させてはいけないような。)
悪い方向でもないが、手作りのものが量産に変わったような味気なさはあるかもしれない。
おにぎりも不揃いでも手作りのほうがおいしかったりするわけで、高音がきつくないのも個性と言えば個性だし。なんか野菜もなんでもマヨネーズではなく、いい素材は生が一番というか。

というので
・あまり安いものはいけないが、あまり高いスピーカーでない場合(それが大半か)はとても効果的だと思う。絶大な効果が期待できるし感動できる。
スピーカーによってはサイズはともかく性能はBoseM2やOlasonicには対抗できると思う。ただ同じサイズでは無理があるので、価格だけという条件で。
逆に高いユニットを使うと(音はともかく)ありがたみが薄れるので安い3”程度のものを適当な箱で鳴らしてつけるといい感じに思う。Fosterとはダイトーのユニットがいいような気がする。最低でも100Hzは出ないとありがたみは薄れるし。

繰り返しになるが、一番いいと思ったのは小音量の場合。普通は迫力とかそういうものが全然なくなるが、これは小音量でもそれよりかなりまともに聞ける。音質までの音量もないのでこのあたりは大型でもそんな傾向にあるので貴重に思う。
電気処理を嫌うオーディオマニアには(きっと良いスピーカーだろうし)お勧めしないが、サイズでスピーカーを選んで若干不満な人には最適に思える。

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BBEで遊ぶ(5)

BBEというのは「鮮明化」みたいな印象でそれに付帯するイコライザー的なものがある。
・鮮明化に伴う高音制御で高音の制御(Process)
・上記バランスでの低音制御(LoContour)
という感じでTreble、Bassとは異なった名称。
ここらで元の鮮明化をしてMach3Bassでさらに持ち上げるような...。
bbsp10は単独でOnOffできるのでいいが、BBEをOffすると原理上全てOffになる。(^^!

つまりはブーストが主体ではなく鮮明化で、アタックと呼ばれる立ち上がり特性を改善するのが主眼。
いずれにしてもスピーカーからは想像できない音がする。
例えば¥100のスピーカーは¥1000のスピーカーになるような。
じゃあ¥1000のスピーカーは¥10000になるか?というと...。
それなら¥1000万のスピーカーは¥1億になってしまう。
さすがにそれはないにしても気になる。

スピーカーを良くするのはやっている人が多いので真逆を行ってスピーカーを落とす方向でやってみる。というかスピーカー部分を小さくしたいのが目的。
まずは、サンワのSPU2WH。
USB部分は外してただのスピーカーになっている。

もう売ってないのかな?
こんな感じ。

微妙に大きい。これは添付のものとほぼ同じく2.5”(だと思う)のもの。
容積は小さいが球形なので定在波はよさそう。
で聞いてみると...
・全体はBBEがかかるとそれなりによくなる
・しかし低音は添付スピーカー以下のような...。容積かユニットかも。
微妙ではあるがかろうじて許容範囲かも。
球形なので少しLCDの下に入る分省スペースではある。

サイズがでかくてLCDにあたるので片方をエレコムのMS-P03Uにしてみる。
MS-P03Uは、以下。

MS-P03Uは、受動側を改造し、左側をそうしてみる。
こんな感じ。

で音は
・全体はBBEがかかるとそれなりによくなる
・低音は...全然。そもそもイコライザが効かない。出ないものは出ない。
微妙を越した気がするが、サイズは捨てがたい。

BBEをon/offすると音が激変する。
どうも安いものほど激変するような印象がある。(高いものはやってないけど。)
少し悩んだあげく、「あほらしいことは誰もやらないので競合がないだろう」と思い始め、やってみることにする。
でパッシブの改造。

元々がパッシブな左はいいとして右は結構面倒。コネクタに見えたものがハンダだったりと...。
バスブーストも外して、戻せるようにメモも作っておく。
このあたり失敗の予測を的確にやっているというか。(^^!

完成!!ってスピーカーがアンプよりさらに小さい。

聞いてみると予想は不幸にも的中。
・BBEのおかげで中高音はそれなり
・低音は2”のせいか容積のせいか全然。Mach3Bassも変化なし。元々出てないような。
当たり前だが万能でもなく、ダメなものはダメというか。¥50のものが¥500というのも限度があるようだ。

ここまで来たので、容積なのか口径(ユニット)なのかやってみる。

エンクロージャはマグカップ。
多少は良くなるが、思ったほどでもない。
どうも2”あたりが境目で2.5”はないといけない。AuraSoundとか使えばできるのかもしれないが、もう1台アンプが買えるような価格。

しつこくもう1度MS-P03Uに片方を戻す。

こちらはまだ低音が出るしMach3もかかる感じ。

MS-P03Uだとユニットを変えるかしないと無理っぽい...。

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BBEで遊ぶ(4)

BBEの結果であるが

比較対象として自作の白蝶。
【白蝶】
 (ロングダクト)バスレフ型 1.5”スピーカー
・外観

・サブウーハーなし:120Hz-

【BSSP10】
測定条件は白蝶と同じく1m。
BSSP10の添付スピーカーで低音はMach3BassはMax。(低音勝負!!)
・BBE=Off(この状態ではMach3Bassは無効...のはず)
 素に近いはず...。

と、これも見ると非常によく似ていたリする。音質は違うのだが、音のバランスというか。
ってことは1.5”の白蝶は2.5”のバスレフ相当で容積的にも小さいのでこれはこれで優秀なのかも。(^^)
であれば
白蝶をBBEアンプで駆動したらどうなるか?
ということになる。
それだと2.1Chではなく、2chになってBoseのM2は無理にしてもOlasonicには肉迫する。
ってことでやってみたら...
確かにそういう感じに近いが...
スピーカーが歪っぽくなって音楽として聞けない。(TT)
そういえばバスブーストでも同じ結果だったような。
人間が忘れやすいのは自分が忘れやすいのか。

とにかくわかったことは、
・白蝶のユニットでストロークのあるユニットに変更する
 AuraSoundとかTangBandとかの2”(これが高い)
・それにBBEアンプをつなぐ
 すると多分Olasonic並のような。
ただ価格的には随分高くなってしまう。

低音順位から言えば
Bose M2 > 白蝶2.1ch > Olasonic > BSSP10(添付スピーカー) >  白蝶の素 >  Elecom MS-P03U
みたいな感じに見えている。
勿論、あるに越したことはないが、BSSP10(添付スピーカー)までは許容範囲だし、調整もできるのがなんとも嬉しい。
白蝶にこだわるのはLCDの下に入れたいからであって、それを除けばBSSP10でも十分。アンプもちょっと大きいけど。

Elecom MS-P03Uのスピーカー部 + BSSP10 のアンプ部
ってのが現実解なのかも。
ただ口径サイズ(66mmvs50mm)やエンクロージャ容積からして低音は改悪方向に向かうだろう。メタルコーンとはあるが、音質はメタルっぽくない。BBEをかけるとメタルっぽくシャープになりそうではあるが。
BSSP10でスピーカーをアップグレードしている人は結構いるようだが、ダウングレードする人は見かけないかも。
実はそうやっても、アンプを縦置きできないと設置面積が下がらない。アンプスタンドも作ってはじめて意味がある。
それに...Elecom MS-P03Uのスピーカー部が歪まない保証がない。BSSP10の説明書にも「大きくすると歪むことがあります」と書いてある。
...戻せるとは思うが改造にもなるし、ちょっと悩ましい。

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BBEで遊ぶ(3)

BBEであるが、多少なりとも定量的なデータを残さないと...。
文章力はからっきしないわけで。
そういう意味ではグルメレポーターって凄いような...。

比較対象がないのでとりあえず自作の白蝶で。
【白蝶】
 (ロングダクト)バスレフ型 1.5”スピーカー
・外観

・サブウーハーなし:120Hz-

・サブウーハーあり:75Hz-

【BSSP10】
測定条件は白蝶と同じく1m。
BSSP10の添付スピーカーで低音はMach3BassはMaxとした。(低音勝負!!)
・BBE=Off(この状態ではMach3Bassは無効...のはず)
 素に近いはず...。

・BBE=On(Mach3Bassは最大。但しFreqは最小で最も低い帯域の設定。)

【考察】
見てもわかるが、BBEをOffすると120Hzぐらいで白蝶の素(サブウーハーなし)と似たような周波数特性。実際に音色は違うが感触は非常に似た音がする。
BSSP10は背面ダクトなので後ろに置くものによって反射が変わって多少違うかもしれない。白蝶は前面で反射させているので、置き方の影響は少ない。
このあたりは人によっても違うが、自分は低音不足に感じた。

でBBEをOnにすると低域が伸びていくのがわかる。
この時Freqというつまみは最小の条件になっている。つまり50-60Hzを中心にブーストしている。(MAXで100Hz中心となる。)小さくすると量感は減るが質感は増す。大きくするとその逆で中間がいいかと言えば好みになると思う。
で「これでも120Hzなんじゃないの?」と言われればそうで、もう少し量感が欲しい。ただいわゆる「ダラ下がり」しているのでそれなりの質感と量感が出ていて足りないにしても我慢はできるレベル。量感がいいのか質感がいいのかはFreqつまみで調整できる。勿論両方あれば文句ないが、それだと添付スピーカーを変えるしかない。でもそれができるだけいいのかも。

特性に関しては、丁度Olasonicを測定していた人がいるがOlasonicはそういう感じ。(ただOlasonicの方がいいけど。多分、スピーカーで定在波も小さい。)

これもアンプはBBEってことはないだろうし。

周波数特性を見ると「BBE=ドンシャリ」風に書かれているけど、これでやっとフラットなような。スピーカーを変えたら違うと思うが、自分の耳にもこれでフラットに聞こえる。(背面ダクトの後ろに反射物がない状態)
カタログの85Hzって「スピーカー特性」ってあるけど、測定条件が違うのかも。
背面ダクトで今は反射物がない状態なので何か置けば少し変わる(量感が出る)と思う。そういうのもつまみで補正できて便利かも。

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BBEで遊ぶ(2)

誘惑に勝てずBSSP10を買う。
これ。

Amazonだと翌日に届いたりするのが凄い。

微妙に大きく、スピーカーは横にしてもLCDの下は無理。
アンプも縦置きしたいが...。
あ、ヘッドホンは3.5mmの変換プラグがあったほうがいいかも。Amazonで買ったが後で¥100ショップへ行くと売っていた。

早速、音を聞いてみる。BBEがOffだと普通だが...BBEをOnにすると...ガラリと...変わる。
曇天から晴天とかあったけど、写真で言うとシャプーネスをかけたような感じでイコライザだけでは出ないような印象。
イコライザで言えばドンシャリというか低音と高音が強調されたような感じではあるが、それより解像度は高い印象。「くっきり」というのが適切で、場合によっては「聞き疲れ」という評価もあったが自分には好印象。
スピーカーは66mm口径ならまだましに思える。というか、Mach3Bassを入れるとこのサイズとは思えない低音が出てくる。

結論から言えば、すごく感動してしまった。
本当にいいと思う。
まず、いろいろ言われているスピーカーであるが、これでこの音は凄い。つまりこの価格で結構「高級もどき」にできるようになっている。
例えば解像度にしても性能のよいツイータを足していろいろ工夫すれば、「もやが晴れる」ような印象にできるが、BBEだとつまみ1つでそんな感じになってしまう。低音もウーハーを足してネットワークを調整すればそうなるが、これもつまみ1つ。
この装置への低評価はやはりオーディオマニアが多いが、確かに¥をかけたらこれよりよいものはできると思う。ただ
・このサイズで(特にスピーカーサイズ)
・この価格で
できるわけではない。一般的なオーディオ装置としてなら勝てるが、ニフィールド向けの小型装置でしかもこの価格で勝てるとは限らない。
小型装置と言えば、BoseのM2とかOlasonicとかになるが、個人的にはこちらのほうがいいと思う。理由は
・調整できる
 つまり「低音を絞りたい」「高音を絞りたい」...がある程度自由に設定できる。flatが理想だが、人によって「聞く曲」「好み」そして「音量」も違うのであった方がいい。音量はフレッチャー/マンソンではないが、小音量でラウドネスで豊かな音質になるような感じのもので誰しもが大きな音量で聞くわけではない。ベッドのそばだとかなり小さいだろう。
・遊べる
 スピーカーにアンプを内蔵されるとそこで決まってしまうが、これはスピーカーを変えて遊べる。66mmってのは2.5”であまり種類はないが3”クラスだと沢山候補が見つかるし、自分で好きなものをつけて遊べる。
 実際に2”ほどのをつけたが、音はガラリと変わって高級もどきになる。解像度があがり低音も出る。確かに電気処理ではあるが、ニアフィールドの小音量ならわからない。

 いずれにしても「小さい」「安価でいい音がする」「自分の音に調整できる」「組み合わせて楽しめる」と思う。
 BBEはドンシャリ傾向なので好き嫌いはあると思うがOffもできる。ただOffするとBBEの構成からして低音・高音制御はできなくなる。つまりただのD級アンプになる。
 もし場所も¥もあって音を求めるのならお勧めはしないが、場所の制約があり予算的にも限られているのならお勧めだと思う。何より簡単に調整できる。従来のような「低音」「高音」という表現ではないものの機能的には似ているので迷うこともない。


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BBEで遊ぶ(1)

¥1000スピーカーでBBEの話を書いた。

BBEそのものはバスブースト機能もあるがそれは付帯的なもので、本来は原音再生というかクリアーにするのが目的。
なのでイコライザというよりエフェクタっぽく、概念も他とは違う。エフェクターで原音再生でもないと思うが、ピンボケ写真をなおすようなものだとそう言えるかも。
ただ効果は業界でも認められ多くのメーカが採用している。

とは言え説明そのものがよくわからないのが多い。
自分も聞いたことはあっても使ったことはないので感想も出ないのだが...。
で以下が詳しい。
http://blog.ippinkan.com/archives/20010729121207
(以下抜粋)
BBEのプロセスはまず入力信号をチェックして、衰退した高周波をレベルアップします。そして中域・低域を高域に比較して遅らせることにより、聞き手に高・中・低波が同時に届くように調整します。これは大変重要なことで、生演奏を聞くのと同じ音に近づけるわけです。鮮明さ、音のきめ細かさ、存在感、鋭敏さ、そしてニュアンスが驚くほどはっきりと出てきます。そのため、BBEは「オーディオのオートフォーカス」とも言われ、米国のオーディオ誌は「すばらしいプロセスだ。どんな音楽にも使えて、高域の鮮明さと伸びがよい。自然の音をそのまま再現する大変優秀な機器である。」とコメントしています。
(略)
BBEはまず音声周波数を3つの周波数バンドに分割し、150Hz以下を低域、150Hz~2.5KHzを中域、2.5KHz以上を高域とします。この中域と高域に高調波が含まれます。低域は、パッシブなローパスフィルターで約2.5msほど遅らせ、中域はアクティブなバンドパスフィルターで0.5msほど遅らせます。これらの遅延は周波数に反比例したリニアーなものです。高域には遅れを加えないため、相対的に低域中域に比べ進む結果になります。
高域の信号をリファレンスとして、中域と高域の信号を比較しながら連続で相対的な高調波の比率を検出し、高域の増幅レベルを可変することで、減衰する高調波を正確に補正出力します。

このBBEプロセスにより、高調波の位置と振幅が回復することで、低域が物足りなく聞こえる場合があります。そのバランスを取るために50Hz以下の低域を連続的にブーストできるようにしています。つまり、低域と高域のレベル可変・トーンコントロールと、中低域の遅延回路が一体となった装置と考えても差し支えないのですが、通常のトーンコントロール回路とは異なり、スピーカーやケーブル、回路などで遅延する高域をあらかじめ進めておくことで、明瞭度改善効果が高く、位相乱れの少ないスッキリした音質が得られるのが特徴です。BBEプロセスでは、位相補正と高域ブーストの効果で、イコライザーのように単にブーストを行う場合に比べ、約半分のブーストで同じ明瞭度が得られるのです。プロ用BBEは、これまでに10万台以上が世界中の音楽シーンで用いられています。

とある。
つまり
・周波数を3つに分ける(低音=150Hz以下・中音=150Hz~2.5KHz・高音=2.5KHz以上)
・それに遅延をかける(低音=2.5ms、中音=0.5ms、高音=0ms)
・高音のレベルによって高音のブーストを可変
とするとクリアになるが、高音がしっかりするので
・低音(50Hz以下)をブースト
する。
なので最後のバスブーストアンプということだけではなく遅延回路(?)でもある。
ICでは新日本無線(JRC)から各種出ている。
BBEを自作している人もいた。ICも使っていない。
http://dimemannico2.blog44.fc2.com/blog-entry-411.html
JRCのICを使ったKitもないではないが、ケースなど結局面倒になるので、そんな場合はBBEを採用したアンプを買えば良い。(BSSP10 )

前にも書いたが、スピーカーもついている。66mmなので2.5”程度。85Hzから再生とありニアフィールドなら問題がないレベルだと思う。
もっともスピーカーを違うものにグレードアップしている人も多いようでそれだともっと出るのだと思う。
アンプはD級で周波数特性は多分以下。ニアフィールド向きかも。
http://review.kakaku.com/review/K0000094685/ReviewCD=319745/ImageID=23998/
http://review.kakaku.com/review/K0000094685/ReviewCD=319745/ImageID=23997/
バスブーストはMach3Bassとか呼んでいるのがそうなのか?名前が多くてよくわからない。
http://buffalo.jp/products/catalog/supply/multimedia/speaker/wood/bssp10/
を見ると大きくしすぎると歪が出ると注意書きがある。アンプが歪むのでないのならスピーカー交換でなおるかもしれない。
そのものを改造している例も...。
http://blogs.yahoo.co.jp/powerslavepro/1093696.html

まとめると
・6.6cmのスピーカーで85Hzが出せる(らしい)
 測定していないが、そこまで伸びるのならニアフィールドでも優秀な部類。
 2chで85Hzあればこのサイズなら立派。
・BBEで特にmp3の圧縮音源がクリアーになる(らしい)
 mp3というよりくすんだ音源がクリアーになるのか?
・ヘッドホンアンプとして優秀(らしい)
 そこらはやったことがないが...。
ということになる。
ピュアオーディオから見ると「エフェクタなんでとんでもない」ということになって、原音を加工すること自体が劣化とみなすのだと思うしそういう意見もないではない。
くすんだ音はくすんだまま...ってのが原音再生なのだろうが、音楽を楽しむ分にはそこらにこだわることもないような。
実際、そういうオーディオファンも買っているようで、評価は2つに別れている。ここらはどちらかと言えば辛口が多い。オーディオマニアだと別に豪華な再生システムがあるのでその比較なのだろう。
一方、オーディオマニアではない一般層には総じて高評価が多い。多分そちらのほうは「音質」ではなく「音楽」を聞いているのではないかと。つまりは総じて曲はよく聞こえるというか。(原音を離れても...ってことか)

見ているとコメントの中に

低音量でも豊かな音質。

とあって、これが背中を後押しして購入を決定。
ニアフィールドで低音量で聞きたい。(今までろくな結果にならなかった。)
でかいシステムで朗々と鳴らすのと比較して...ってわけではない。

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Lepaiでニアフィールド(5)

アイデアまでで終わったが、それだと無責任なので実験ぐらいしておくことにする。

まずはBMMエキサイタから。
やはり出力が低い。ICアンプでやると熱くなるぐらい出さないとまともな音圧にならない。
まあ物体を振動させるのでわかる気もするが、これでは電池だと持たないような。
ハイブリッドにするなら偉く効率が違うことになる。

物体はある程度硬いものがよく、ガラス・アクリル・化粧板・MDFなどはまあまあ良く、木材でも柔らかいものはいまいち。
接触は薄いスポンジをつぶすぐらいに押し付けるとそれなりによくなるが、うまく接触できるのならつけなくてもOK。
単純な板よりは、エンクロージャみたいなものにすると音圧があがり音も綺麗になるが、逆に言えばやはり「エンクロージャから出ている」ように感じるのでスケール感はなくなる方向に思う。

スケール感から言えば、机・床などの広面積のものが良い。ただ「どこから音がしているかわからない」というほどでもない。
スケール感を出すならやはり机やテーブルの大型のものが良さそう。
硬い場合、耳を近づけるとあちこちから鳴っているのがわかるのでそこらの効果だろう。

で音質はといえば...これがどうもいまいち。
やはり濁っているというか。中高音がそんな感じで、低音は全然しない。まあエネルギーもいるとは思うが。
それを思うとFostexのエアーまはだ「まし」な音だったのに驚く。
あのでかいACアダプタも納得であるが、エコではなさそう。

低音はあまり指向性を持たないので、普通のウーハーを足してもそれまでなのだが、それでいいかと考えると...中高音が悪すぎというか。
まあタイムドメインほどピュアでなくても、やはり寄生振動で音を出すとこんなものなのか?と思ってしまう。

確かに、音が分散というか拡散するので、面白い印象をうけるし、これはこれでいいのだが、音楽鑑賞用としては疑問も残る。
多分、TDKのように中高音だけとかの方がまともに思うが、それでもアクリルがそんなにいいかといわれると...。
聞いたことはないが、あまり「澄んだ音」にもならない感じがする。(頑丈には思うが)

寄生振動の良し・悪しを聞かれると、タイムドメインなら即座に「悪い」という話になるが、現実的には波動スピーカなどはエンクロージャからも音がしていて、そういうファンもいる。
個人的には程度問題であるが、部屋の反射と同じく、少しはあった方がスケール感が出る。理想的に2点の音源で無反射では、定位こそいいだろうが、スケール感はなさそう。

結局は振動スピーカは、音楽向きかと聞かれると、そうではないように思えてきた。
まあ音楽が聞こえないわけではないので音そのものを聞くのなら問題はない。
スケール感も(サイズより)ある。
屋外で、デッキテーブルあたりに置けば、多少の風でも聞こえそうだ。(やったことはないが、机の近傍で音が聞こえる。)
ただ、音は変に濁っているように思う。勿論何か素材を決めてちゃんとやればそれなりになるかもしれないが、「どこに置いても」にならないので意味はない。

この音だと、結局は音楽としては聞かないような気がする。
実用的に省スペースを求めるのなら別だが、効率がいいものではなさそう。

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Lepaiでニアフィールド(4)

まあ2”用のブースタというか回路側は完成といえば完成で、次は2”のユニットをどうするか?という段階になった。

ただ、あまり自分の好みになってないような気がする。
それでも素で聞くよりは随分バランスはいいと思うが、どうもスケール感がない。
要は
・長時間の観賞用には向いていないように感じる
・ニアフィールドのBGMにならいいのだが、それなら別にここまでしなくても良さそう
という感じ。

 ここへ来てうちでは全然低音の出ない3”ユニット搭載の波動スピーカを聞くと、感動するほどスケール感がある。波動スピーカは大きくは無いが、さりとて小さいほどでもない。つまりは、やはりまともに聞くならこのぐらいのサイズはあったほうがいいようだ。

 ここでやめると「失敗なのね」で終わって、実際問題そういう結果。(TT)

そこで終わると、何も残らないのでLepaiの改造ネタ。
TA2020なのでおなじみのバスブースト。
中をあけてR9とR11の抵抗を外す。
コテで暖め続けるとはずれる。

でTA2020の9-10pin、12-13pinに
http://www.geocities.jp/ja4cam/digitalamp.html
にあるように
22Kと、RCを並列にしたものを直列にして入れる。

写真はハンダ直後のたてた状態だが、Lepaiの場合、底までが低いので、これを寝かせないと入らない。
で組上げるとバスブースト付のLepaiができる。
トーンコントロールもあるが、前に述べたように「スピーカを補う」調整にしておいたほうがいい。
特に3”(8cm)クラスだと、どうしても低音が不足すると思う。
無理するより簡単に増強できる。

Lepaiは
・コストパフォマンスが抜群に良い
・ただ表面実装なので改造は難しい(秋月も事情は同じだが背の高い部品はない)
・追加改造はできるし、価格が価格なので実験用として悪くはない
・そのまま使ってもある程度の満足は得られる
と思う。
部品にこだわるのならToppingあたりはいいのを使っているし、SP01でもいいのがあるのでそのほうが手っ取り早い。

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Lepaiでニアフィールド(5)

Lepaiとは無関係だがアイデアネタ。

ニアフィールドだとどうしても広がりが足りない。
しかし広範囲にスピーカを置いて大音量にはしたくない。

このあたり矛盾でもあるが、アクティブコンタクトスピーカはどうかと思い始めた。
磁歪素子を使って、物体そのものを振動させスピーカに変える。

Fostexのエアーがあるのでやってみると、乗せるものによるが頑丈な机に直接置くとそれなりに広がる。
別の意味で音楽としてはどうかとも思うが広がりは立派だ。
そういえばTDKもその昔出していた。アクリル板を振動させていたが、低音はスピーカだったような。
Fostexのように磁歪素子だけで行くと相手によって随分変化してしまうのでTDKのような方式はいいのだが、今度は面白みに欠ける。

秋月で素材も売っている。

超磁歪材料接触式音響機器GMMエキサイタJB-GM01

1個¥3000なのでちょっとしたスピーカぐらい。
2つだと圧迫感があるしFostexは1個なので1個買ってみる。

やってみるとやたら能率が悪い。(TT)
スピーカとハイブリッドに組むと音圧が全然違うので大変そう。
ある程度硬いものがよく、アクリル以外でもMDFならそれなりみたいだ。勿論、机とか床材みたな素材でも案外いい音がする。
ダンボールやペットボトルは共鳴箱としてはいいが、素材が柔らかくあまりよくなかった。それより共鳴箱というか普通のエンクロージャにつけると音圧も多少あがって音も綺麗になる。

低音はあまり出ない感じではあるが、高音などはそう問題でもなく、TDKのようにウーハーをつけるのが正解かもしれない。
机を振動板にするとさすがに、机そのものが振動するので広がりというかそういうものは感じられる。ただ、中間に何かを介すると振動はそこで減衰する。
MDFにコルクを貼って密着性をあげ、その上からつけてみると減衰はするが、広がりも多少は感じられる。
Fostexが重たいのは密着性もあるのだろう。
このあたりが広がりで製作できる限度か。

なので多分
・10cmぐらいのウーハーと小さなエンクロージャを作る
・その中にGMMエキサイタをつけて箱を共振させる
・多分、エキサイタは底につけて、底はコルクにして机に振動を伝えるのがいい。
 これは音質というより、広がりのためで机が振動すると音が分散というかそこここからするので広がったように聞こえる。
・音質は中高音はエキサイタで、中低音はスピーカでそれぞれ出力する。
 このあたりは「並」であっても案外いいように思う。
 スピーカはフルレンジでもいいのかもしれないがエキイタや机から中高音が出てくるため。
・両者は全然効率が違うのでアンプでバランスをとる
 多分エキサイタは発熱の少ないD級あたりがいいと思う。
 というかそういうプリアンプを組んでLepaiで駆動すればいいのか。
とやると案外いいのができる...かもしれない。
 結局のところGMMエキサイタで広がりを出すだけではあるが。
不純音を期待して広がりを出すというタイムドメインとは正反対の方向性が斬新かも。

 まあやってみるといくつも穴があるような気がするけど、Fostexを聞いていると普通のスピーカとちゃんぽんがいいような気もする。
 机が振動すると確かに音の雰囲気が違うので、そのうち遊んでみたいネタではある。

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Lepaiでニアフィールド(3)

中をあけて回路を調べると、中のオペアンプを使う方法は改造量が大きいことがわかった。
まだ初版の方が改造しやすい感じ。トーンコントロールは外せばいいわけで。
まあそうは言ってもトーンコントロールはスイッチでOffできるので、結局は低音ブースターを作成すればいいのはわかった。
特性も200-250Hz以下を+12dBほどしてやればそれなりになる。

秋月のは壊してしまったが、自作のプリアンプが転がっているのでそれを改造して外付けで実験してみた。
よければ中に組み込むのも出来そうだし。

低音はボリュームで可変した。
見えにくいけどLeapiの下のあるのがそうで、一応ケースに入っている。
サイズが似たようなものだし黒なのでこのまんまでもいいかも。

で音であるが、バランスは確かに通常のものと似ている。
ただ
・2”は2”で低音はすごく軽い
 まず出ているのは出ているのでそこで多少は感動するが、重さが無いので「なるほどね」っていう感じ。
・スケール感がない
 そこらでこんじんまりという感じでこれはしょうがないか。
 そもそも50cmと近く音量も小さいので、そうなってしまうというか。
中高音はそれなりなので、ボーカルとか主体に聞くのであれば悪くはないが、そういうスピーカなら結構あると思う。
 「素」よりはかなり良くなったが、L-aboxなどから見ると物足りないことはなはだしい。やはり置き方を考えてブックシェルフにしたほうがいいのか。でもそれならL-aboxでいいじゃないかとも思う。半端はよくない。でかいか・小さいかそういうものだろう。

まとめると...
・2”程度でニアフィールドを作成すると当然のように低音が不足する
・Lepaiのトーンコントロールでは救済できない
・自前で補正すればバランスは補正できる
 但し限度があり
 重い音はしない。とにかく軽い。
 低音に透明感がない。無理した感じ。あまり出すと安物のスピーカみたいに歪みっぽくなり無いほうがいい。
・宿命かもしれないがスケール感がない。
 こじんまり鳴っているという感じ。良く「小人の演奏会」みたいに書いてあるのをみかけるが、悪い意味でそんな感じで、普通のコンサートを離れて聞いているという感じがしない。
 多分50cmで小音量なので部屋の反射も何もなく、直接音だけだからに思う。BOSEによればコンサートの音の90%は間接音(反射音)らしい。
 そこらじゅうに反射させればそれなりかもしれないが、でかくなるし大音量はいやだ。

 多分、
・エンクロージャも工夫すればよくなるが、サイズは大きくしたくない。とすればそんなに劇的には変わらないだろう。
 ドローンコーンにしてもバスレフくささは抜けるが(っていうかこのサイズだとそう感じない)劇的に共振周波数が下がるとは思えない。
・ユニットは検討の余地があると思う。1つはメタルコーンのように重くて能率の悪い素材であれば、f0は下げられる。
 またストロークの大きなものであればブーストしても歪みっぽくはならないだろう。
と思う。
 候補としては
 AuraのNSW2-326-8A がXMAX(ストロ-ク)が12mm(でかい)。
 f0が200Hzと高めだけど、このあたりか。
 TangBandのW2-800SLは160HzだけどXMAXは1mmと小さくブーストすると歪みそう。
 今の状態だとアンプはこの程度であまり動かないほうがよさそう。

 なんか、これだと考える。
 AuraのNSW2-326-8AもいいがSP01で安売りしてたのも売り切れだし...。
 
 今のところ
 現在聞いている
クリエイティブスピーカ<2”+ブースタ+Lapei
ではあるが、小音量だと劇的ってほどでもない。
 Auraの2”をつけても劇的ってほどでもないのかも。
モニタスピーカと思えばそんなものなのかもしれないが、間接音というか部屋の反射が盛大にないと、なんか物足りないというか。
 ベッドサイトでお休み前に聞くとか、それとなくPCの音楽を楽しむ分にはいいといえばいいが、それならクリエイティブのでもいいのかも。

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Lepaiでニアフィールド(2)

BOSEと一緒とは言わないが、Lepaiでも似たぐらいは出せるはず...と思って2”で挑戦。
まじめにベリンガーのグライコを持ち出してきた。
つまり
プレヤー->グライコー>Lepai->2”
みたいにつなぐ。LepaiのトーンコントロールはOff。
ただ、グライコは+12db。他を減らしても24dbまで。
やってみると、250Hzを+12dBでいい感じになる。
それ以外を下げると、低音が強くバランスが悪い。

ただこの状態でも
・低音が軽い
 重たい音が出るわけではないし、なんか無理したような音。
・スケール感があまりない
 しょうがないのかもしれないが、こじんまりした感じ
という印象。
 中高音は何もしていないのでそこは透明感もあるにはある。

 結局ここでもトーンコントロールは無視した方がいい。

 で回路図を...と思ったら新Verは随分変わったようで回路図がない!!
 オペアンプが2つあるらしいのでそこで細工しようと分解してみる。

 あけ方は簡単で
1)フロントの4本のネジを外す
2)リアの4本のネジを外す
3)リアの3本(スピーカと入力付近)のネジを外す
4)リアパネルを外す
5)前に引き出す
でできる。
で、あけてビックリ。

殆どが表面実装。(TT)
まあ改造を見てもDip部品だけ変更していて、これだとToppingの方が改造は容易だし、そもそもToppingは部品から良かったりする。

初段のみ改造目的で追ってみた。
こんな感じではないかと。2段目はトーンコントロールでNF型なので追うのはやめた。

ううむ。初版と全然違うのね。
できないことはないけど改造量が大きそう...。(TT)

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Lepaiでニアフィールド(1)

やっと本題に戻ってきてニアフィールドの実験。
秋月を壊したのでLepaiを手配して届いた。
音は微妙に違うが、TA2020は比較的よい音である。

早速実験してみる。
スピーカはSANWA SUPPLY MM-SPU2WH にした。

理由は
・思いっきり安いのがいい(¥1500)
・それなりに小さいのが良いが5cm(2”)は欲しい
という理由。
なんか、評判を見るとそんなに悪くなかったりする。
USBから直接ドライブするが改造してスピーカだけにした。
アンプをLepaiに交換するので、メモリプレヤーを入れれば素よりは良いはず。

でできたのがこれ、

で印象なのだが、普段はLabo-xなどを聞いているので...。(TT)
圧倒的に低音が足りない。
トーンコントロールで目一杯あげても...足りない。
まあ予想範囲ではあったし、トンコントロールもそんなに持ち上がらないだろうから予想はできたけど。

そもそも、このサイズだとあまりトーンコントロールが効かない。スピーカー能力の限界というか。
で10cm(4”)のものをつけてみた。これだとかなり改善するし、トーンコントロールもそこそこ有効になる。サイズは問題だけど。

手としては、3-4”に変更して工夫してエンクロージャを小さく見えるように作る手はないではないし、これはこれで筋は良さそうだがもう少し2”で頑張ってみることにする。

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Lepai LP2020アンプ(3)

トンコントロールのことを書いたが、マニアも否定する人が多い。
個人的には人によるので好きでいいとは思うが、かけ方がちょっと...。
自分としては「スピーカ特性のみ補正する」程度が好ましいように思う。

トーンコントロ-ルを普通に設計すると(?)
http://www.zea.jp/audio/schematic/sc_file/008.htm
にもあるが
・低音:400Hz以下を持ち上げ
・高音:3KHz以上を持ち上げ
になる。
これは感覚的に言っても正しいと思う。
しかし、スピーカが3”というか8cm以上あって(ラジカセレベルではなく)そこそこまともだと100Hzまではほぼフラットに出ている可能性が高い。高音も10KHz程度は出ている。
考え方にもよるが、「スピーカの特性を補う」のような考え方だと
・低音:100Hz以下を持ち上げ
・高音:10KHz以上を持ち上げ
みたいになる。しかし、ここはスピーカの能力の問題があって元々あまり出ない領域なので勢い大きな入力が必要になる。
ある程度まではそれでもいいがあまり大きいと
・アンプが歪む
・スピーカが底付してしまい歪む
みたいになり、そこが限界になる。
 いずれにしても持っているスピーカを見ながらやったほうが「スピーカ補正」という意味ではいいと思う。
 それ以上は好みかもしれないが、250-400Hzを持ち上げると音に透明感がなくなって、ラジオっぽい音になってくる。曲によってはそういうのもありかもしれないし、好みにもよると思う。

 いずれにしてもトーンコントロールがあるのは自由度もあるので好ましいし、何よりOffスイッチをつけてくれたのは有難い。
 ちなみに以前はパッシブ型だったのをNF型にしたらしい。両方所有している人は「音がよくなった」とある。
http://blogs.yahoo.co.jp/sumiyoshi93/34912821.html
パネルも黒のがあるのね。

 というので横道ではあるが、
・スピーカがそこそこならトンコントロールは使わない方が良い
・使うならスピーカの特性が落ちる部分を補助する程度が良く、それも程度もの
 測定してやるのが一番
と思う。
 一方、今回のようなニアフィールドだと
・スピーカは小型にしてしまう
が前提になって、そんな綺麗ごとではなく「何でもあり」かもしれない。

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Lepai LP2020アンプ(2)

落札したら対応のいい人で翌日とどいてしまった。(^^)
外観は車載っぽい感じだが、下の取り付け部を気にしなければホームでもOK。
Toppingよりフロントやバックのフレームはかなり薄い。高級感でやや負けるかな?

【良いと思った点】
・ちゃんとポップ音防止のリレーがついている
 ただ現実はあまり効いていないっていうかしっかりポップ音(ボツッ)がする。(^^!
・トーンコントロールがついている
 改造すればはずれるわけだし。というかOffできるスイッチは有難い。
・入力でミニジャックが使える
 iPodなどのヘッドホン端子から入力できる。
 2系統は切り替えスイッチというのではなく、どちらか1つを使う。
 ちゃんと調べてないが、OPアンプに倍率があり、ヘッドホン出力でも問題ないのはいい。(Toppingは素なのでLine入力しかなく、ヘッドホン出力を入れるとかなり小さくなる。)
 尚、スピーカはバネ式である。
 想像であるが、基板にすべてを実装する前提なので端子型を避けたのではないかと思う。
 総じて言えば、外観やパーツはToppingより劣るが、細かい機能で使いやすい部分も多い。

 外観は面倒なので

を見てもらうことにして...。(届いたのは黒だった。側面というか周囲が黒で後はシルバー。)

 で早速音だししてみた。
 スピーカはLabo-xにしてみた。30Hz付近までフラットに出る。
入力は面倒なのでiPodのラインから。AppleのDockは音が悪いので使っていない。
 印象としてはToppingと似た音でChipが同じなのでこれは当然。
 D級の透明感もあり、ドライブも十分でこうなるとマニアがコンデンサをつけかえたい気持ちも理解できる。
 この後空けてみると...中はChip抵抗などが殆どで、コンデンサもDipのものしか変更できなさそう。ネットを見てもやってあったのはDipだけだった。
 であればToppingを改造した方がDipの分やりやすいし、そもそもToppiingはDaleなどの抵抗で結構良いパーツを使っている。ただ、このあたり僅差なので割り切ればLepaiはパフォーマンスが良いアンプと言える。

 でトーンコントロールをやってみた。
最近は殆ど触らないので逆に新鮮だったりする。ちゃんと動作するし、まあ無難な範囲で可変もできる。ただ、個人的には音の透明感・解像度が失われる印象であまり好ましい音ではなかった。試しに、ゼロというか素に近づける設定もやってみたが、これでも透明感がない。Offスイッチは有難く、今はOffで聴いている。


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Lepai LP2020アンプ(1)

秋月の¥2000のD級より安いというLepaiのアンプ。
まず、Chipは名前からわかるようにトライパスのTA2020。
調べると、これにさらにOPアンプが2個ついているらしい。

特徴としては
・トーンコントロール回路がついている
・いやならOffできるスイッチがついている
 (新しいVerはそうらしい)
・そのためのOPアンプを搭載している
という感じ。
 個人的には電源スイッチがちゃんと前にあるという当たり前なのが良い。
 Toppinngは後ろにあって、しかもOn/Offで下がOnでわかりにくい。
(そうでないものも存在するが...。)
 尚、電源コネクタはいわゆる標準プラグのもの。
SP01のはここが微妙に違うため、普通のアダプタが刺さらないが、これは秋月の電源がそのままOK。
SP01のは、コネクタを乗せかえるかアダプタを買うはめになる。変換プラグを作成する手もあるが...。

価格はオークションだと¥1500からあった。(即決なので落札できないということはない。)但し送料は別。
改造版というかコンデンサ変更のものも売られていて、これでも¥2500はしない。だけどSP01の価格と似てくる。
Amazonでも売られていてACアダプタをつけても安かった。

元々、秋月の代わりにして改造するので、オークションで落札した。

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ニアフィールドスピーカとアンプ(3)

秋月のものは、前段が改造してあってバスブーストが調整できるようになっていたが壊してしまった。(TT)

しょうがないので、もう1台頼もうと思ったが...
・lepai lp-2020a ¥2880

があった。
ACアダプタもついているが、不要であれば¥2000以下だったりする。
秋月電子のが基板のみで¥2000なので考えると随分安い。
そのそもTA2020(トライパス)なので自分には耳なじみのような。改造なじみとでも言うか...。
しかもトーンコントロールがついている。

どうも新しくなったようで

・トーン調整回路の形式を以前は減衰式でしたが今回から負帰還という技術を使っています。

ということで、トーンスルーのスイッチがあるのが新版らしい。
そちらの方が音がいいとか。
http://blogs.yahoo.co.jp/sumiyoshi93/34912821.html
古い方の回路図はこちら。改造もしておられます。
http://slowgucci.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/lepai-lp-2020ta.html

回路図を見ると前段にJRC4558があって、Toppingより豪華というかヘッドホン出力を意識しているような感じ。
今までここをバスブースト限定で自作&改造してきたわけで。
なんかトーンコントロールや前段のChipを改造してみたいが、この価格ならいいのかも。

というので早速注文!!
価格はともかくトーンコントロールもバイパスできるのでピュアオーディオっぽく使ってもOKかも。かーおでぃっぽいけど。
それにしても秋月電子が価格で負けるってのが信じられない...。

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ニアフィールドスピーカとアンプ(2)

とどのつまりは、アンプの補正だけでM3みたいになるのか?ということになる。
勿論
・エンクロージャ形状・方式
・ユニット
が音色に影響があるのは当然であるが、その前にこの形態で周波数特性がどうなるか?である。
大雑把には小型スピーカさえあれば実験はできる。
元々ニアフィールドだし、小音量でいいし、Weber-Fechnerの法則ではないがラウドネスなどで聞かないとメリハリが出ないような気もする。
スピーカ口径も小さいが距離も近いので、ヘッドホンがもっと小さいもので良いように近いと有利に働く部分もある。
どうせ机で聞くなら離れたら散々でもいいような。

で2”のバスレフを持ち出して実験してみた。
バスブースト前提なので、スピーカはストロークが大きくないと歪みが出るかもしれない。ただ大音量は前提ではないのでそこは有利になる。

グライコでやると250Hz以下を+12dBほどしてやると、まあ普通に聞ける程度になった。
BOSEのM3などはもっといいのかもしれないが、机の上で小音量で聞く分には大きな差はないような気がする。重たい音は難しい。
試しに、電流帰還アンプでやると解像度が増すような感じ。
5cmだとfo=200Hz程度にあがるので、ここが強調されるためブーストは100Hz以下程度でも聞ける。ただ、電流帰還だと高音がシャリシャリした感じになるので好き嫌いが出るかもしれない。

試してはいないがBBEでも似たような効果が得られるかもしれない。

BBEは圧縮補正用とあるが、ラウドネスっぽい音になるようだ。
まあ程度問題だろうが、小口径&小型エンクロージャの欠点をアンプで補う...以上には補正するかもしれない。

グライコで実験した分には
・スピーカ口径は手持ちの1”でやったら散々だったので2”は欲しい
 3”は大きくて遠慮したい
・エンクロージャは大きくしたいのは山々だが、できても1Lぐらいがせいぜい。
 それ以上は大きすぎて(圧迫感もあり)机に置きたくない。
・低音は出ない(多分100-150Hzぐらいがフラット)が、まあ我慢できないほどではない。
・バスブーストで全体的にバランスはとれるが、スケール感はない
 あまりあげると透明感もなくぼやける。低音の切れがない。
 メタルコーンで無理やりやれば上がるかもしれない。
・近傍で聞くため音量はさほど要らない
 あげると、やかましいので出力は要らない。
で使えないほどではなかった。
 クリエイティブのもバランスはまあまあだが、それよりは多少解像度がある。
ただ当たり前だが大型のようなスケール感はまるでない。

で実際に回路を組んでみた。
が...秋月電子のD級アンプに誤って12V(本来5V)をかけてしまった。(TT)
当然ながら一瞬で破壊してしまった。(TT)(TT)

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ニアフィールドスピーカとアンプ(1)

ヘッドホンではなくニアフィールドスピーカを調べてみる。
条件としては「場所をとらなくて音が(まあまあ)いいもの」になる。
これが案外難しかったりする。

まず思ったのはLCDの下あたりにつけられれば邪魔にならずに良さそうな感じ。
ただ音が良さそうなのは台座風になって高さがあがるし、バー型のは小型過ぎて今度は音が期待できそうもない。

逆に、「小型で高音質」で調べると候補としては
・BOSE M2(M3がいいらしいけど製造中止なので)

・Olasonic TW-S7

あたりではないかと思われる。
 勿論他にもタイムドメインがあるが、これは少し方向性が違うのとエクプスがあるので今回はパス。
 
 両社ともドロンコーンというかパッシブラジエターを使っているのは特徴的。また金属や卵型フレームでエンクロージャ剛性をあげている。
 ただどう考えてもこのサイズで低音は望むべくもない。
 でもう1つ共通しているのが「アンプ搭載」ってことでそちらで補正していると思われる。つまりはバスブースト。

 と考えると、
小型スピーカでもバスブーストすればそこそこになるのではないか?
と思うのが自然で、実際ある程度までは低音バランスはとれると思われる。

いろいろな考え方はあるにしろ、
・ニアフィールド(50cm)で聞くのみ(小音量)
・小型でないと邪魔になる
の方が要件として大きく、その中で音を求めるならやはりアンプ補正だろう。

実際問題として、手持ちで使っているクリエイティブのものもバスブーストが使える。しかも調整もできる。
ただ、今まで聴いてきたわけで、悪くも無いが、透明感というか解像度というかそういうのがあまりない。音楽というより音の確認だったからだろう。
まじめに考えてみることにする。

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PCにヘッドホン

随分、間が空いてしまった。(^^!

大型スピーカもいいのだが、それを聞いているとPCの音がひどい。
これも安物ながらいろいろ変更してきたが、クリエイティブラボの昔のものがまだまし。
しからばヘッドホンにしようと思い立つ。

ただ、このスピーカはアクティブ型だが、ヘッドホン端子がない。
最近のものでもあるのとないのがあるが、その場合は
「マルチメディア切替器」
なるものを買えばいい。
価格は¥700-900ほどで買えるのでそんなに高くはない。
むしろ送料が心配だったりする。



総じて書かれているのはマイクにノイズが多くなるのが多いようだ。
確かにここで延長した上にさらにマイクケーブルがつながるので余計にひどくなるのだろう。一旦受ければいいが、この手は電源不要というのも特徴。
ボリュームは有難かったりする。

そもそもPCの出力というのはLine-Outもあるが大抵はヘッドホン出力なので切り替え機だけでいいはず。
というのでジャンクで自作してみた。

まともに部品を買うと「ケース+ジャック*3+スイッチ」となって上の切り替え機といい勝負をするかもしれない。機能は全然下だけど。

で、本題に戻って感想なのだが...
まあヘッドホンなので音はそこそこ。
PCなのでやや雑音があるし、好みもあるのでヘッドホンアンプが欲しくなったりする。
ただ根本的にPCにケーブルでくっついている宿命なのでそこがどうも...。

聞いているとだんだんニアフィールドスピーカ(50cmほどで聞くもの)が欲しくなる。

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激安D級アンプ

これもSP01ネタだが、「20W+20W TA2020デジタルアンプ V2銀(完成品)」が売っていた。
これも在庫調整なのか、はたまた中国の実力か¥1940だった。
送料がかかるので全部一緒に買ってしまう。
ヤフオクでTOPPINGを買っていたが、それよりは安い。

最近はDEGITのフルデジタルの低音がどうも気に入らない。他は良いと思うがこれがどうもいただけない。
TOPPNNGを自分で改造してたものの方がバランスはよい。
「いかに安価に」というaboさんに敬意を表して...でもないが買って遊んでみることにした。

TOPPINGよりは小さくてタバコ2箱ほど。

ボケてます。


背面端子もターミナルブロック。

ただ電源スイッチが前面についていて普通に上がOnなのはいい。(TOPPINGは前面ではなく後ろだし、ついていても下がOnという...。)


さっそく解体。
この電源端子であるが統一DCコネクタは使えない。(センターピンが太い)
安いので電源も買ったが、コネクタをつけかえればもっと便利なのでつけかえることにした。


トライパスTA2020はこれで4台目なので自分好みにバスブースト。abo-x(QWT)だと要らないかも。
一般論としてだが、D級やフルデジタルは低音はさほどでもないように思う。他の音はシャープなのに...。
別に低音が出ないわけではなく、例えば同じフラットなアンプのKochiaではもっと凄い低音が出てくる。PWMの調整かもしれないが...。

トライパスTA2020は丁度OPアンプのFB抵抗みたいなのがあるので、簡単に細工できるし特性も素直。

あっという間に完成して試聴。

フルデジタルはクリアでよい部分もあるが、こちらは低音も存分で元気が良い。
中間ぐらいがいいのだが...。
でもこの価格ならまあ買って遊べるし、ケースなどを考えると作るより安い。
電源コネクタは惜しいというか標準があわない。(HPにもそうある。)
しばらく聴いてみようと思う。

*その後聞いていると、なんだかフルデジタルの音の方がよく思えてきた。
 変な話、このアンプは「人工的な音」っぽい。生々しくないというか。バランスも悪くないし、D級独特の透明感もあるのだが...。
 凄く僅差なのだが、これは何なんだろう。
 低音はスカスカという表現があったフルデジタルでそこは同感だが、後はいいような。(^^!
 デジットのフルデジタルはTIのChipなのでバスブーストをサポートしてくれないかな。1度は聴いてみたい。
*さらにその後abo-xの開口部を広げたら雰囲気が変わり、このD級を素に戻してつないでみた。
 人工的な印象はなりをひそめて結構聞ける音になった。開口部をひろげると共鳴管特有の(?)エコーっぽい音になるので随分印象が変わる。新鮮でなかなかいい感じ。
 要は「個性がでてきて面白い」という感じ。後日特性をはかってみようかな。

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フルデジタルアンプ(3)

なんか、組み立て時間より、ケースで動作しないのを追跡した時間の方が長かったような気がする。
最初はハンダを疑って、再度ハンダ付けし、結線を見直すこと数回。
テスターチェック...
はずすと動作するし、最初のようにネジを緩めても動作はする。

まあ、この話はともかくとして...

完成した。

なんだか中華アンプみたいだ。
で聞いてみた。
スピーカはヴェロダインなので、そこそこの音はするし低音も出る。

印象としては
・クリア
 とにかくスッキリしている。こういう音を味気ないと思うかピュアと思うかはあるが、透明感はある。
・軽い
 低音も出ているには出ているがあっさりしているというか重たくはない。
ネットではスカスカとあったが、重みは確かにない。
 まあいやな出方をするわけでもない。
総じて空気みたいに透明で軽い感じがする。
好き嫌いは分かれるかもしれないが、そう嫌いな音ではない。

よくも悪くも「あっさりした音」で解像度はある。
ただ物足りないと感じる場合もあるような音。
丁度、上品な塩むすびみたいなもので、聞いていても疲れない感じはするが、物足りなさも感じる。
BGMとしてはいいような気がする。
入力をiPODにしたみたい気持ちもあるにはあるが、多分大きくは変化しいなだろう。
今までのアンプの音とはちょっと違っていて、そういう意味では新鮮。
スピーカで音は激変したが、アンプでも結構違うことがあることを感じた。
TIのデジタルアンプ(D級)ともまた違う。
大迫力を求める人には向いていないが、ゆったりと聞くにはいいアンプかもしれない。
でもヴェロダインでこの程度の低音はちょっと...という気もする。(ヴェロダインはどんなアンプでも盛大に低音が出る。出過ぎるのでダクトにスポンジを入れているぐらい出る。)
スピーカは選ぶのかもしれないし、それで評価が変わるような気がする。

電源は純正かどうかわからないが、推奨の19Vのものを買った。12Vでも動作はするらしい。

一言で言うと「蒸留水を飲んだような感じ」かもしれない。
(飲んだことはないけど。)
名水がそうであるように、多少の不純物というかミネラルがあると味わいも出るような気がする。

その後、どうせならというのでタイムドメインのエクリプススピーカにつないでみた。
まあ低音はますます希薄になり...蒸留水の純度がますますあがり...。
あまりピュアなのもどうなのかな?と思うが、色づけの多いアンプとは好みがわかれると思う。
そもそもアンプも低歪がいいかといえばそうでもなく、それが「味わい」ということらしい。ノイズが少ないのと解像度が高いのは凄いのだが。

ボリュームはラステームと同じくボリュームをADしてとっているようだが、表示を見る限りではめまぐるしく動くということはない。なのでゲインはそれなりに安定しているのではないかと思う。
ここはAVRなりのソフトで解決できるのでラステームでも解決したかもしれない。

TIのこのChipはバスブーストできたようだし、AVRのソースを公開してくれると有難いのだが。
そういう代物ではないのかしら?

お勧めかといえばやはり人によるような気がする。
わりとクセがなくクリアなので聞きやすいといえばそうだが物足りなく感じる向きもあるような気がする。

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フルデジタルアンプ(2)

デジタルの割りに(デジタルだから?)修正が効かないのは気になるが、とにかく聞いてみることにした。

早速組上げてみる。
パネル配線だけだし、穴あけはしなくていいので、自作するのに比べると極楽だ。
スピーカと電源の線材は取り付け前につけておかないと、ストッパを貼るとPt板がはずれなくなる。
実体配線図もあって、慣れていれば2時間かからないかもしれない。
細かいハンダもない。

フルデジタルなのでアナログ入力がない。
しょうがないので自作のUSBトランスポータを引っ張り出した。
これはmp3やwav(これが大変だった)が再生できる。アナログ出力もある。
メモリプレヤーで、今ならiPod+オンキョーのトランスポートがいいのかと。

実はここまではサクサクと行った。
ところが...この後が問題。

ケースを閉めると動かない。(TT)
これで結構悩んでしまった。
(上のものはネジがちゃんと締まっていない状態。締めると動かなくなる。)

追っていくと、FGのPinを間違えていた。(TT)
ネジを締めると、それがFGに落ちてショートする。

なんとも情けない話だが全然疑わなかったこともあって、原因判明まで数時間かかってしまった。
組上げ時間より長かったかも。(TT)
まあなまじ動くと余計に...。

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フルデジタルアンプ(1)

しばらく間があいたが、伯耆さんから頼まれて真空管アンプを作成した。

まあ、こちらは本題とは関係ないが、なんだか懐かしい世界を見たように思う。
それはともかく、真空管とは対極にあるフルデジタルアンプを体験したくなった。

フルデジタルという意味ではラステームのRSDA302Pなどを思い浮かべる。
http://www.rasteme.co.jp/product/audio/rsda302/p/rsda302p.html
最初はこれにしようと思ったのだが、どうもボリュームのADが誤動作するらしいという話があった。
http://fixerhpa.web.fc2.com/rsda302p/index.htm
など。

そうこうしていたらデジットから
TAS5709フルデジタルオーディオパワーアンプ
が出た。今はケースまで売っている。
http://202.218.43.246/shop/g/gB1R412/
アンプ+ケースでも価格は安いが、そんなに変わらない価格である。

評判を見るとすごく褒めてある場合もあれば低音が軽いという話もある。
こちらはトーンコントロールが全くないので後はスピーカ勝負。

・アナログ入力がない
 フルデジタルなので美しいともいえるが、別売りを買わないとアナログ音源が使えない。
・バスなどの音質制御がない
 TIのChipにはバスブーストがあるはずだが、それもない。潔いというべきか。

価格が僅差なので迷ってしまう。
こちらはKitになっていてケースも販売されているので作成の手間はさほどでもなさそうだ。
TIのD級は幾つか作ったが、D級の中では良い部類に思う。トライパスより好きだったりする。

散々迷ったあげく(目的もなく)買ってみることにした。
もう興味としかいえないが、そこが趣味というか...。

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BGMアンプ(5)

低音をまわすと音われするのが気になる。
どうも調べていくとNJM4580が飽和するみたいだ。(^^!
このICは4Vで動作するが、RailToRailではないので出力が2.5V程度で飽和する。
そんなに出たら次のD級も危ないのだが、ここは飽和していないようだ。

もっと低電圧のLT1112とか、RailToRailのものと交換すればいいのだが、一般的に電圧が高いほうが音もいい。
また電圧が高ければOPアンプの選択の余地も増える。

今までは-5Vを作ってDCアンプにしてきた。
これはこれでいいと思うが、改造が大変。
そこで5Vを12Vに昇圧することにした。
ChipはMAX662で、これは秋月で売られている。ただ-5Vを作るLTC1144の¥300より¥400と¥100高いのと、DC接続できないので、やるならLTC1144の方がいいかもしれない。それでもOPアンプの選択範囲は広がる。
このChipは元々はフラッシュプログラム用で5Vを12V30mAに変換できる。
外付けはコンデンサ4個でこういう感じ。


結構小さくできるし配線は少ない。
ただケースも小さいので無理やりいれた。


もう少し考えるべきだったか...。

結果としては低音は割れなくなった。
機能的には調整範囲が増えて嬉しいということで、これはこれでよかった。

ただバスブーストをあまりきかせると、全体的にモヤモヤしてくるので適当なところでOKとした。
これをやると低音が出ないスピーカでもかなり低音は出すことができるが、低音の質はスピーカ次第というところ。
回路的には矛盾はなくなったのでひとまず完成!!

iPod用のアンプにしてしまった。NJM2703より気に入っている。

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BGMアンプ(4)

というのでKitを使うと結構簡単にできた。

こんな感じで聞きながら調整する。
低音は大きくしすぎると音割れする。(^^!

ケースに入れるとこんな感じ。

大きく見えるけど、実際は年賀はがきの束程度の大きさ。
高級感は漂わないが3.5”FDDケースよりはかなりましになった。(^^!

で、試聴結果であるが...BGMとして...
・歯切れはよい
 D級は瞬発力があり、一般的にクリアになる
・解像度はちょっといまいち?
 NJM4580の最低電圧が4Vでありこれを5Vで使ったせいか?
 LT112などもっと低電圧に変更するといいかもしれない。
 0.1uも0.22uがいいのかもしれない。(あまり上の周波数をブーストすると経験上、解像度は落ちてしまう。)
・音そのものは小音量でも明瞭
 低音をブーストすると小音量でも迫力というか存在感がある。
・無指向性ということはない
 ちゃっと定位するかわり指向性がある。
 このあたり、サラウンドではないが、もっとスピーカを配置したほうがBGMはいいかもしれない。

 省エネという観点では申し分ないと思う。多分1W以下でうるさいぐらいに鳴る。
NJM2703の電圧駆動よりはクリアで電流帰還と互角程度。低音はf0が電流帰還より低くなるので感触はよくバランスも良い。
 まあまあ成功といえるが、もう少しプリアンプを工夫したほうがいいかもしれない。

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BGMアンプ(3)

http://eleshop.jp/shop/g/gA5F411/
のプリアンプ30倍ってのはmp3プレヤーの増幅にも使えるが、今回はiPodの予定でLineInなのでこの倍率は不要でバスブースタに改造する。

とは言ってもすごく簡単で
1.FB抵抗の100Kとゲイン用の3.3Kは搭載せずに組上げる
2.FBの100Kと0.1u(0.22uの方がいいかも)を並列にして100Kの場所に
3.1K100KのVRを直列にして3.3Kの場所に
それぞれ入れれば完成。
4.OPアンプはNJM4580とかLT1112など5V以下の低電圧で動作するものに変更する
のを忘れずに。5Vで動作しなくなるので。

特性は最大でこうなる。(3.3K、0.1u時)
100KVRは100KがBassの最小で0が最大になる。
非反転なので、最低でも1倍は確保される。

0.1uは好みでよくて、小さくすればf0は上がり、大きくすれば下がる。
最大で低音は中音の100倍出たりするが、音割れする。(^^!


0.22uの方が低音しか影響しなくて感じがいいかもしれない。

多分つなぐスピーカによっても変わるが、小口径で小容量エンクロージャとかf0が高いのなら0.1uとかがよく、大容量エンクロージャやfoが低ければ0.22uの方が自然に感じると思う。
まあこのあたりこ好みってことで。

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BGMアンプ(2)

スピーカとアンプが決まったが、
・ただやっても面白くない
・手抜きもしたい
という気持ちが交錯する。

BGMアンプではないが、小音量にするとメリハリを失う。
そこでラウドネスなどの制御があるが、この際高音はブーストをやめて低音のブーストのみをつけることにする。

秋月のKitではバスブースト回路はないので自作になる。
パッシブな回路でもある程度はできるが、ここはやはりOPアンプで組みたい。

・ケース
共立売っていた。
http://eleshop.jp/shop/g/g7C6111/
ボリュームが2連ではなく、1個*2がつけられるようになっている。
ただボリュームは付属しているわけでもないので自分でつけられる。

・ブースタ部
これも共立にある「ステレオプリアンプ30倍」を利用する。
http://eleshop.jp/shop/g/gA5F411/

手抜きの目標はクリアして手配。

ケース加工がないのなら楽勝。
・部品をつけてみた

・秋月のD級をのせてみた。

右に見える黒い四角のプラスチックが秀逸。
これボスになっていてナットが埋まっている。裏面は両面テープになっている。
なのでプリント板にとめて接着すると、次回からネジでプリント板だけはずれる。
穴加工は一切必要ない。すごく便利。

ただ接着面積が大きく、秋月のD級だと2個しかつかない。(回転してとめれば4個OK)
横は30倍プリアンプ。
線材やシールド線まで入っていてなかなか至れり尽くせり。

秋月のD級は電源部のコンデンサんも高さが高く寝かさないとぶつかる。
またDCコネクタは使わないので外した。

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BGMアンプ(1)

ブログをかきだめしていたら、東日本大震災が起こった。
発生したのが1ヶ月前にもなる。
MTなので指定日公開というのがあって、数ヶ月先でも自動公開してくれて便利なのだが、リアルではなくなる。
被災地の方々は本当に大変だと思う。
遅くなったが心よりお見舞いしたい。

本題であるが、自分の場合は音楽は聞くのだが、ピュアオーディオのようにかまえて聞く様なことはない。そもそもリスニングルームもないので一般的な環境。
専用の部屋でなくてもピュアオーディオはあると思うが、不思議とBGMオーディオがない。
つまりは、「たまに(しょっちゅうでもいいが)」仕事(など)をしながら流しておくという聞き方で、これは結構多いような気がする。
ピュアオーディオとの相違は...
・省エネであること
 流している時間が長い。震災もそうだが、電気は大事に使うもの。(^^!
・小音量で明瞭であること
 つまり会話や生活音は普通に聞こえる程度の音量だが、音楽そのものはクリアなこと。
・やわらかい音
 文章での表現は難しいが、きつい音・刺激的な音というより柔らかな音が望ましい。
・指向性がさほど高くない
 定位は犠牲にしてでも、指向性が高くないもの。どこで聞くかわからない。

 こういうのはシステムとして考えると、スピーカに依存する要素が少なくない。
とくに上のうち「やわらない音」「指向性」はスピーカの範疇だと思う。
 そういう意味ではタイムドメイン方式などは案外いいような気がするが、ドーム型は結構指向性がある。(円筒型は少ないような気がする。)
 後面開放型の小さなエンクロージャがよく用いられるが、これは主に「小さな」というところがミソかもしれない。背圧は小さいのでゆったりは鳴ると思うが、低音などは望めないし、置き方が難しい。
 実際のところは、大きなエンクロージャで背圧を下げてやれば、それなりにいいと思うが、今度は置き場所に困ってしまう。
 ブックシェルフ程度が望ましいので、妥協かもしれないが8cmのJSPスピーカを使うことにする。これは指向性はあるがそんなに鋭くはない。低音も大口径には及ばないものの「それなり」に出る。
 小音量だと一般の2wayや3wayだとバランスが崩れる場合があるが、フルレンジ1発だとまずそういう心配はない。ただJSPに限らず、バスレフなどの共振を利用するものは、低音は柔らかいというより制動のない音がする。小音量であれば気にならないとは思う。小口径の中高音は一般的にはクリアーに聞こえる。
 
それに似合ったアンプなのあるが、省エネ観点から、チョイスとしてはD級アンプ。
D級アンプは省エネというか音声エネルギーへの変換効率が良い。小さくて発熱もしないので電気的には全部が音声エネルギーになっている。原理上はスイッチなので電気を食わない。(Onのときは0Ωなので電流が無限大でも0W、Offのときは無限大Ωなので電圧が無限大でも0W。)
PWMを戻すのにLPFフィルタをかけるが、こういうのはないほうがいい。なのでフィルタレスが望ましい。
ついでに出力も小さくてよい。アナログアンプでは急峻な立ち上がりを得るために、大容量電源や大電力が良いとされるがスイッチ構成であるD級ではあてはまらないと思う。電源が直接印加される。
ついでに電源電圧は低いほうがダイナミックレンジが良い方向になる。そもそも8Ωのスピーカに5Vをかけるとそれだけで3W出力になる。0.3Wもあればうるさくて聞いてられないので、パルス幅は1/10以下になる。
何が言いたいかといえば、解像度とかダイナミックレンジはD級の場合はパルス幅精度で決まるが、高電圧になればなるほどパルス幅を小さくするため、ダイナミックレンジが失われることになる。つまりは低電圧の方が、パルス幅が広くダイナミックレンジが高くなる。そのため、その昔は電圧制御するアンプもあったが、これが本来のように思う。
瞬発力に関して言えば、確かに高電圧は有利ではあるが、5V程度でも8Ωなら0.6Aは流れるわけで十分といえる。一方5V以下だとFETは動作が難しく最低が5V程度になる。
つまりD級アンプは
・瞬発力にすぐれる(スイッチなので)=これがクリアになる条件
・低電圧(5V)ほど、解像度がよくなる方向になる=解像度があがる条件
・普通は0.3Wもあればうるさいぐらい鳴らすことができる。
ということで、必ずしも大出力は必要ではない。

というのでTIのTPA2001を使った秋月のD級アンプにした。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-02168/

一般的に、電流帰還アンプであれば小出力のアナログアンプでも結構シャープな音がする。これはスピーカに流れる電流そのものが帰還制御されるためである。但し、fo付近はブーストがかかるため、高いfoだとドンドンというような音になる傾向がある。

普通の電圧制御アンプだと、スピーカの特性関係なく印加を制御する。これがスピーカ負荷で変動しないように抑制する必要があるため、そのドライブ能力は結局は出力インピーダンスというか電流供給能力になる。つまりは高電流が流せるものほど制御能力が高いので、勢い高出力になる。8Wのアンプなら8Ωに1Aの電流は供給できることになる。また瞬間的に1Aを供給しても減衰しない電源容量になるし、コンデンサなどもそれに応じたものになる。
なので省エネとはかけ離れている。

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NJM2703のバスブースト

NJM2703の電流帰還アンプ+iPODのその後。
低音は出るのだが、如何せん8cmのスピーカなのでf0=100Hzなので非常に軽い低音。
せっかくのJSPの能力がもったいない感じ。
試しにD級アンプをつなぐと低音が重たくなるので、やはりJSPとしては機能していてもf0に負けているようだ。

D級に変更するのも芸がない。
NJM2703というアンプは帰還の入力ができる。

マニュアルのこのあたり。

ってことはバスブーストもRCで簡単にできる。
f0=100Hzとするとこんな感じかな?
LTSpiceでやってみる。

低音は持ち上がるが、このChip自体は44db以上は出ない。
そもそもスピーカも出ない。

改造と言っても普通の回路に戻して帰還にフィルタを入れるとできあがる。
フィルタは各自のスピーカによって変わる。
100KHzだと思い切って51K+0.22uあたりでどうかと。

試聴結果であるが、低音は電流帰還より重たくなる。
ただ、音はシャープさがかけてくる。

で、出力にある10Ω+0.1uの発振防止用回路をCutする。
これがあると、高域の伸びがなくなる。
さらにこのChipは18VまでOKなので電源を5Vから12Vに変更。
一般的には電圧が高いほどスルーレイトがあがる。(はず)

気持ち、シャープになる。
但しD級ほどのシャープさはなくアナログアンプっぽい音ではある。
音は、低音が重たい分、自然に聞こえる。
よほどf0の低いスピーカを使っているか容積などの問題でf0以下が出せないようなエンクロージャであれば電流帰還はいいが、そうでなければこの方が低音が重くなる。

まあせっかくのJSPなので低音は生かしてあげたい。
というので電流帰還はやめてしまった。
NJM2703って結構扱いやすいChipで面白い。
スピーカを自作すればかなり良い音で聞けると思う。

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電流帰還アンプのバスブースト

NJM2703の電流帰還アンプ+iPODを聞いている。
iPODはドックを変えたら普通の音になったので低音も出る。

スピーカはTangBandの8cm+JSPエンクロージャ。
ところが結局はf0が大きくなって、重い低音はしない。

http://www.urban.ne.jp/home/date/amp1/amp1.html
を見ると

重低音というよりも少し高い音(「ずうんずうん」ではなく、「どんどん」あたり?)が強くなったように感じます。

と書かれていて同じような感じ。
電流帰還の性質上、インピーダンスがあがるf0付近の音が強過ぎて、JSP風のそれより低い部分が聞こえない。バスレフもf0以下を狙うので一緒だろう。
どうもこの方式はf0の低い(口径が大きいとか、コーンが重いとか)スピーカを密閉あたりにするといいような気がする。
それで8cmから10cmとかにすると多少はよくなる。
16cmを出してくるとそちらは確かにf0の分低い音はよくなる。
8cmだとf0は100Hz程度だし、10cmだと80Hz、16cmで65Hzってところか。ユニットによるけど。

まあ、これでもいいのだが、この小さなアンプに16cmって似合わない感じがする。
それだけでもないのだが、電流帰還アンプというのはスピーカも帰還ループに含まれる。
ということは、そこで細工しても周波数が変えられるということになる。

さっそくLTSpiceで計算してみる。
スピーカを8オームとすると、5オームと680uを並列にし、これをスピーカと直列にすればよさそう。

f0は8cm口径だとせいぜい100Hzぐらいなので、こんな感じかな?
低音は最大で普通の1.5倍出る...というか中高音が1.5分の1になるというか。
効率は落ちてしまうけど。(TT)

早速作ってみる。

どうせ出力は出さないので5Ωは10Ωの1/2Wを並列にする。

これをスピーカケーブルの先につける。

でもって、後はこれをスピーカにつなぐ。

スピーカに内蔵するとかアンプに内蔵するとかあるが、試したいのなら外部が手っ取り早い。

結果であるが、アイデアとしては良かったのだが、やはりf0付近の盛り上がりは避けられない。っていうかそこもブーストしていたりする。(^^!
全体的には低音シフトした分、低音の量感は豊かになる。
けど質感は...元通りすごく軽い低音っていうか。(TT)
高音のキンキンした音は低減される。バランスとしてはいいのかも。
悪くはないんだけど...。

スピーカが回路の帰還に入ると、そこでイコライザが組めるのは新鮮だった。(^^)
やっぱりスピーカなんだろうけど大げさだし...。
コーンに何か塗るのも抵抗があるし...。
ってことで戻してしまった。(TT)
簡単に戻るのがいいところかも。
この手ってf0があがるんだから、バスレフもダクトは多少しか意味がなくて密閉でいいのかも。

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バイアンプ

自作のいいところは「自分の好みの音」にできるところだろう。
市販品でもいいのだが、聞く音楽も違えば設置環境も違う。好みだって千差万別。
市販品だと改造には限度がある。高いものに交換していけばよくなるか?といえばデータはともかく、音はなかなか好みにならないような。
自作しても不満は残るわけで解決するのが楽しみともいえる。

自作といえば、「スピーカ」「アンプ」「入力」があるが...
・スピーカ
 ユニットを作るというのもあるが、これは結構面倒そう。
 エンクロージャはできそうだが、変更は大変そう。(面白いとは思う。)
 組み方でも、一般的にはフルレンジ1発が多い。ユニットの組み合わせやネットワーク設計などが面倒だし、それがうまく行かないことが多々あるのだろう。
・アンプ
 これもいろいろ手出しした。低音をあげたいのならバスブースタをつければそれなりに出る。
 最近のアンプは優秀で周波数特性などもよほどのものでない限りはいいように感じる。但し、ドライブ能力はいろいろあると思う。
 D級は一般的に能力が高く感じる。音がシャープでクリアに聞こえる。
 アナログ系は大容量のものは電流余裕がありシャープ&クリアな印象がある。
それを除けば、スピーカユニットとのバランスというのが一番大事に思う。つまりはスピーカはそんなに簡単に変更できない。しかし、低音とか周波数特性なら自作アンプで比較的簡単に変えられる。なので似たような雰囲気を出すことはできる。但しスピーカで限界はあって小口径は小口径の音になる。
・入力
 一般的には手出しできない印象。選ぶしかないが、トランスポートにしてDACなら自作の余地はある。とは言ってもチップを選ぶだけみたいになる。クロック系はいろいろ工夫しているので改善の余地はあるのだろう。
 CDよりメモリのWAVデータの再生がいいとおもうのだが、どこも不思議とmp3までになっている。(メモリ容量のせいだとは思う。)まあmp3でもスピーカに比べたら影響は小さいほうに思う。(サンプリングをあげた場合) 

前置きが長くなったが、フルレンジでバスブースト以外の道としてバイアンプがある。
結局は2.1chと同じである。
STA540SAは4ch入っていて、前にそれで4chにしたのを思い出す。
このときマスターボリュームから直接中高音の入力をとった。そのため低音を一杯にしても能率によっては中高音に負けてしまった。(^^!
OPアンプを入れたこともあるが、複雑になだけなので、手っ取り早く中高音をマスターボリュームの出力からさらに分圧してみた。

早速改造。外すのが面倒だったりする。
この前、コンデンサを入れないでブリッジ接続したらスピーカを壊したようだ。
まずはジャンクスピーカというか、PCスピーカを2セットつないだ。

マスターの半分しか中高音に入らないのでさずがに低音とはバランスできる。
いつも思うが、最初に聞くと「聞いたことがない音」になるので贔屓目になる。
ましてや自作だと余計にそうもなるが、こういう改造だとそこはそうでもない。
・良い点
 バランスがとりやすい。(スピーカにあわせやすい。)
・悪い点
 音質がクリアではない。(透明感がない)
 STA540SAがそんな感じを受ける。周波数特性は悪くないのに不思議。
7Wは出るはずだが1Wに満たなくても放熱板が熱かったりする。

 まあこのスピーカでは高音質は望むべくもないが、それでも入力の差異がわかったりする。
 iPODやトランス昇圧はさっぱり...。(TT)

 RCのフィルタだけでここまでというのはいいようにも思うけど。
まあアンプは完成ってことで。
(後日、電流帰還アンプと聞き比べると、やはり負ける。まとまりというか自然さとうか。悪くはないけど、倉庫入り。)

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電流帰還アンプケース入り

いろいろ聞き比べると電流帰還アンプってのはなかなかいいような。
(但し低音は量は出るが、軽くなってしまう。)
フルレンジ1発でないとおかしくなるが、フルレンジの小口径にはかなり向いた手法ではないかと。(小音量の場合)
もう1つはラウドネスっぽいのでBGMのようなものに向いている。

実際に@80のアンプとは思えないような音がする。
帰還の電流検出抵抗は0.3Ω付近が使われるが、大きくすれば顕著な傾向になる。
(但し利得は下がる)
スピーカの周波数インピーダンスと逆傾向というか、インピ-ダンスがあがっても電流を流すため結果として(電圧駆動前提のスピーカなので)高インピーダンス領域が強調される。
f0(共振周波数)や高音の領域もそうなる。ただ低音は制動の問題があってちゃんと制動できないので好みはあると思う。
そこをバスレフなりJSPなりで増幅すると思わぬ低音になったりするかと思ったら、f0がでかすぎて、それ以下の共振がかすんでしまう。よって重い低音はしない。

小口径だと元々が出ないので、丁度よさげな具合になる。
計算したバスブーストより「スピーカまかせ=スピーカのfoで変化する」というのはある意味美しいような気がする。
まあ、賛否両論あるけど、こういうのはスピーカで変わるんだし。主観もあるし。

個人的にはスピーカを小口径にしてエンクロージャも小さくしたいのなら試して損はないと思う。
バスブーストよりもあなたまかせでいいかもしれない。
というかバスブーストしたアンプで気に入ったのとほぼ同じような音がする。但し音質は「軽い」。f0が低いものであれば重くできると思う。
偶然かもしれないけど、バスブーストの設定が気に入る位置を探すのは面倒だった。(楽しくもあるけど。)

と前置きが長くなったが、そういうので常設用にケースに入れることにした。
いろいろ探したけど、結局はまた3.5"FDDのプラケースにした。
まだ売っているのかな?FDD自体を見かけない。
MDでもいいけどこういう感じではない。
もう少し薄ければカセットテープケースにも入るけど。
カセットテープもなくなったなあ~。
って今はCDも聞かずに全部メモリを再生している。(^^!

3.5"FDDの場合は部品に線つけてからケースにとりつけないと大変。

なんかつけるものって決まっているのでそういうのが売っていてもよさそうだけど、案外高そうな気がする。
ジャンクで適当に作る。

あっさりできてしまう。

あっさりできたものは、やはりそれなりの外観。
まあ壊さないだけいいのかも。

iPODの音がどうしても気に入らない!!
奥のQuriomの方が格段いい音がする。
AACにしたほうがいいのだろうか?でも同じmp3でこの差は何なんだろう?
低音は重い部分がなくなって、高音はやたら金属っぽい感じ。
(後日、これはユニバーサルドックが原因と判明する。)

そういえば、エクリプスで聞いてたらそう思わなかったところを見ると...エクリプスって、そこは再生できないのかも。(TT)
まあ低音はそないに出ないけど。

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Kochiaをラックに入れる

せっかくなので、ラックを改造してKochiaを収納した。
一応スピーカが4種あるので4種の構成を収納した。

1.借り物の構成1(入力は自前)
・スピーカ:ヴェロダイン
・入力:パイオニアDV610AV(ゴールドムンドがエンジン採用した機種の後継)
・アンプ:Kochia(伯耆さん設計)
*面倒さと大きさを除けば一番まともな音がする。
パイオニアDV610AVはUSBのmp3も聞けるのだが、操作が面倒。
なので7”のカーTVをつないでおいた。そういうものを聞くのがおかしいかもしれないけど。(mp3はご法度?)

2.借り物の構成2
・スピーカ:エクリプス(タイムドメイン型)
 (おまけでYAMAHAのサブウーハ)
・入力:自作トランスポート(Linuxベース)
・アンプ:(タイムドメイン型)
*どれも風変わり。低音は出ないが、中高音がよく定位もよい。
 聞くものによっては、結構感じよく聞ける。YAMAHAのサブウーハを足すと低音が出すぎてないほうがいいかも。)
 低音はこのサイズにしてはまあまあだと思う。
 自作のものはCDもUSBのmp3もwavも可能。デジタル出力専用なのだが、なぜかアナログ端子も出してある。(^^!

3.BGM構成1
・スピーカ:秋月の大型TV用スピーカ(スタガードバスレフ型)
・入力:aitendoのmp3プレヤー(ノイズが多い)
・アンプ:秋月のD級アンプ(1W*2)+自作プリアンプ
*入力とアンプは全部3.5"FDDのケースに入れた。5V単一で1W以下という省電力!!
 電源を入れたら即再生。USBメモリ&SDメモリを連続再生!!と、BGMに特化したつくりになっている。
 特に長時間聞いても電気代がかからないのはいいかも。
 でもって、自作のプリアンプのフィルタを何度も計算しなおしてチューニング。
 結果、結構聞ける音質になっている。
 正直、ヴェロダインに低音は負けるが、それ以外はいい勝負をしている。定位は、エクリプスに負けるがエクリプスは聞く位置も選ぶためBGMとしてはこれでいいように思う。
 aitendoのものはノイズが多いのとランダム再生に難があるが、組み込みでまともに使えるプレヤーはこれぐらい。今セールをやっているがリモコンが品切れ。実はリモコンでしか動かない。音量もリモコン!!

4.BGM構成2
・スピーカ:TangBand8cmを使った自作スピーカ(JSP型)
・入力:iPOD(クラシック)
・アンプ:自作電流帰還アンプ(0.5W*2)
*アンプ後で3.5"FDDのケースに入れた。これも5V単一で1W以下という省電力!!
 ところがこれは3よりよろしくない。原因はどうもiPODにあるようだ。
 iPODはわざわざドックを買ってラインを出したがこれがどうもいまいち。ヘッドホン端子のは音が違って低音が出る。
 うまくいえないが低域が切れていて、高域がシャリシャリた感じに聞こえる。
 なぜかQriomの安物の方が俄然音が良かったるする。音の解像度も上に思う。
イコライザは当然全部Offにしてやっている。
(後でこれはユニバーサルドックが原因と判明する。この音はどうも...。)
 いわばiPODの外付けスピーカみたいな感じで、リモコンで操作もできる。(ただiPODのリモコンは利きが悪い)
 電流帰還は、性質上低音が出るし高音も出てくるラウドネスっぽくなるがBGMにはいいかもしれない。そう思って抵抗を0.28Ωから0.56Ωに変更した。
 結果的にはiPODでは余計シャリシャリした印象。Qriomだとメリハリが強くなり良く感じる。
 総じて3に負けているような...。
 @80のアンプとは思えないけど。JSPもフルレンジ一発にしてはいいような。

まあ音という意味では1は結構いい音がする。2-4になると好みになるが、4にiPODをつなぐとまず脱落する。巷の風評とは全然あわない。
ただBGMで聞いて操作性を考えると3が一番いい感じ。

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Kochia再び

モータマガジンに掲載されたKochiaであるが、伯耆さんから送っていただいた。
今はスピーカもヴェロダインをお借りしているので、
・スピーカ:ヴェロダイン
・入力:パイオニアDV610AV(ゴールドムンドがエンジン採用した機種の後継)
・アンプ:Kochia
とこれはかなり強力な構成である。
但し、欠点があって音量制御ができない。(TT)

CDプレヤーは音量調整がなく、Kochiaもない。(TT)
このままだと大音量で近所から苦情がきそうである。っていうかヴェロダインを吹き飛ばしたら弁償できないし。

そこで手持ちのボリュームをラインにはさむ。
伯耆さんによるとジャンクボリュームの音がするらしいけど、気にしないことにする。
(まじめに作ると結構高額になる。)

手抜きで作ったらケーブルの長さを間違えた。(TT)

いかにもジャンクっぽいけど、まあそこは我慢として...。

早速、音を聞いてみる。
そういえば昔にDebugしていた時を思い出す。
CDを再生していたが、スピーカはフォステクスの16cmフルレンジだった。
そのせいか、割とまとまりの良い無難な感じの音に感じていたが、ヴェロダインで聞くと随分迫力が違う。
チャリオだと低音は重たいらしいけど、少し曇って聞こえるらしい。
ヴェロダインは、質感のある低音になる。
MFB回路がついているが、今は搭載していない。

音はいいのだが、電源Onですぐ聞けるわけではない。
立ち上がりが遅いのではなく、CDを入れてアンプを入れて再生ボタンを押すだけではあるが...。
普通といえば普通には違いないが、USBプレヤーは電源を入れたらすぐに再生する。
かけかえも殆ど要らない。
贅沢な悩みといえばそういう気がするが、もっぱらBGMしか聞かなかったりする。(^^!

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電流帰還アンプ

遅ればせながら電流帰還アンプを作ってみる。
理由は興味というのもあるが、BGM用としてどうかな?と思ったことから。

D級は基本はスイッチによるPWMなので消費電力が極めて小さい。
なのでBGM用としてはエコだし、いいと思うのだが、どうもこのPWMが曲者。
最終段のLPFも問題ではあるが、その前にPWMの精度がある。
つまり入力がある程度大きければPWMの精度も出るが、小さいとダイナミックレンジが下がるように思う。
つまりは大音量の方が音質が良好になる。
しかしD級アンプはスイッチなので、最終段の電圧でも下げない限り大音量からは逃げられない。
またD級アンプによっては、感度は切り替えできるので、できるだけ低感度にしておいて入力をあげたほうが精度が高そうだ。
そう考えると、秋月のD級だと5V電源だし、感度切り替えもあるので最適にも思う。

実際、ここはこれでBGMアンプとしてはなかなかだと思うのだが、音量を下げるとやはりどうしても物足りない。
一般的にはラウドネスというか低音や高音を持ち上げてメリハリをつける。
ところが、ここで電流帰還アンプも同じように動く。

スピーカのインピーダンスというのは一定ではなく、f0というか低域の共振周波数でインピーダンスがあがり、高音側でも高くなっていく。
なので電流を入力と同じにする電流帰還をかけると、低音でも高音でも電流を等しくしる方向になるため、結果的に低音や高音がブーストされる。
ただ元々スピーカそのものは定電圧駆動で設計されているので、これがいいかどうかは別問題になる。
これでナチュラルになるためには、スピーカはフルレンジ1発が望ましい。(ディップが少ない)
感想は人によって変わるというかスピーカによっても変わると思うが、小径のフルレンジなら、1度はやって損はないと思った。

結果を信じないわけではないが、手元にヘッドホンアンプ用っぽいNJM2073Dがあったので使ってみる。
先駆者もいるみたいだ。片側500mWも出ないような...。
作ってみたら周囲の部品の方がでかくなってしまった。(^^!

こんなんでいい音がするのか?と思ってやってみると、片側から音が出ない。
どうもSTA540のブリッジ接続か何かでスピーカを壊したようだ。(TT)
オープンで壊れる場合も多いが、今回はショートで壊れた。
気を取り直してスピーカを交換。
そこそこの音がする。

そうなるとジャンクスピーカではなく、まともなスピーカで聞いてみたくなる。
TangBandの8cmをJSP方式の箱に入れたものにつなぐ。
悪くないと思う。低音は軽くなったが量はある。
理論上というかfo付近は電流も流れるので低音は増強される。
高音はちょっとシャリシャリしている印象がある。
こちらはFBを工夫すれば逃げられるかもしれない。曲によっては目立つ。
ただ、この8pinのICから出てくるとは思えない音だ。
BGMならこのぐらいのラウドネスっぽい音の方がいいとも言える。
(聞いているとf0が盛大に出るので重い音がしない。JSPやバスレフのようにf0以下を期待しているものはf0の音圧があがって重い音ではなく軽くて量のある低音になるような感じ。音楽にもよるが、あわないケースもあると思う。f0が低いスピーカ-つまり大口径か重いコーン-であればいいのかもしれない。JSPなどには有効に働くわけではない。)

正直なところは好みもあると思う。
小径フルレンジを使っている場合で、小音量の場合は案外いいと思う。
割り切れば、このNJM2073Dで丁度いいような。
ケースに入れたくなった。(^^)

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単電源のバスブースタ

アンプの特性を測定しても、さすがにそれだけでは音の良し悪しがわからない。
まあ、まったくダメなものはわかるように思う。

そういう意味ではSTA540は測定しても、よくわからなかった。
測定すると確かに20Hzとか20KHzはやや減衰している。
ただ、「この程度」ぐらいにも思う。
スピーカからすれば、気にするほどでもないような。

透明感とか解像度というのは、電源の容量というか安定性という話もある。
交換したり容量を増やしたりしてみたが、どうもピンとこなかった。
結局は音のバランスが悪いのではないかと思い始めた。

高音はともかく低音をブーストしてみようと考えた。
ただSTA540はNFB回路が外部にはないのでそこで細工ができない。
やるとすれば前段にOPアンプをつないでやるのがよさそうだ。

この手は、例えばメディアプレヤーのヘッドホン端子のアンプ兼用で作成したことがある。

方式は
1.トランス昇圧する
 長所)電源がいらない。(エコ!!)
 短所)低域が減衰する。(トランスによる)
    3-4倍が限度である。
    自由な細工ができない。
 バスブーストどころか減衰する。
2.OPアンプで+-の両方でやる
 長所)電源が1つ。
    細工が自由にできる。
    DCアンプにできる。(コンデンサが要らない)
 短所)負電源作成にICが必要。(このノイズ対策にコンデンサが必要)
    ただし可聴周波数より高くできる。
 これはバスブーストできる。

今回も2でやってもいいが、どうもこのICというのが気に入らない。
単電源でチャレンジしたくなる。
とは言っても入力が負にもなるため、一旦仮想GNDを作って、最後にまたコンデンサになる。

とにかく作ってみた。
ケースに入れるのも面倒で、足だけをつけた。
バスブーストはSWで切り替えできるようにした。ちょっと低域すぎたかも。

ブーストのフィルタはともかく、結合コンデンサが大きいし高い。
結局のところ入力と出力で大容量のが必要になる。
特に低域特性を生かすので計算するとどうしても大きくなる。

とにかく動作したので、試聴してみた。

ううむ。確かにブーストはかかる。
ただ周波数を低く設定しすぎたせいか、あまり効果も出ていないようだ。
もう少し高くしてもよさそうだが、あまり高くすると好みではなくなる。

透明感というよりは、バランスがとれてきて好みに近づいた感じでこれはこれで悪くないと思う。
そう低音が減衰していたわけでもないのだが、面白いことにこれだけで随分印象が違う。
とても高級アンプには思えないが、BGMアンプとしては実用的な感じもする。

単電源の方式は一見よさそうに見えたが、コンデンサが大きくなりそちらに面積とお金がかかるわりにDCアンプには負ける。
しかもこれだと12Vでも+-6Vで使うことになり+-12Vのものよりは不利だ。

これならDCアンプの方が安くて良かったなあ~と思う。(TT)

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中華アンプ再び(2)

TOPPING TP20 MARK2のバスブースト改造。
これ、なぜか電源が12Vから14Vになっている。12Vでも動くらしいが14Vの方が音質が良いらしい。
14Vのアダプタは珍しいのでものめずらしさで14Vにする。

アンプのFB抵抗の20Kを見つける。
どうも入力抵抗は10Kになったのだろうか?20Kは1箇所しかない。
念のためテスターでチェックする。

まずケースを取り外す。

20Kの片足を浮かす。

RC並列のフィルタを作る。

その片側をホールに入れる。

もう片側を抵抗につなぐ(直列)。

完成。

でケースに戻す。
というか戻す前に聞いてみた。
比較のために無改造のものと聞き比べた。

ブーストしたら丁度いい具合に思う。
小口径だとやはり量感がない。
エンクロージャを増やすと大きくなるのでここはやはりブーストだろう。

最後にTVにつけると、結構な迫力になった。
映画や音楽に関してはそこそこのレベルで鑑賞できる。(^^)

この組み合わせは1万以下で結構良いレベルの音がするのでお勧め。

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中華アンプ再び(1)

ふとしたきっかけで、TVの音声の改善をはかることにした。

スピーカは秋月のスピーカにした。
大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01160/
で、元々その用途である
スタンドは自作で1本¥300ほどでできた。

問題はアンプなのだがSTA540を考えていたのだが、どうもいまいちだ。
サブウーハを追加すれば低音の量感はあるが切れが悪い。
秋月のD級も考えたが、ケース製作が面倒なので、中華アンプ再び!!
以前は
TOPPING TP10 MARK2
というのであったが、今はMARK4になっていた。
これに限らず、なぜか電源スイッチが背面にあるので、ACごとOnOffするしかない。
TVだとそれも不便なので電源スイッチが前にあるというだけの理由で
TOPPING TP20 MARK2高性能ミニデジタルアンプ
にした。
中身はTA2020だけど、抵抗もDALEを使うなど良い部品を使っている。

まずは素でTOPPING TP20 MARK2+秋月スピーカで聞いてみた。
透明感や歯切れのよさはあるのだが、スピーカ口径が小さいせいか低音の量感がない。
スタッガードバスレフなので、サイズよりは出ていると思う。
ただ物足りないというか、小音量でも低音がほしい。
音楽DVDを聴いてみると、コンテンツで違うのだが、やはり低音がほしい。

そこで再びバスブースト改造を行った。
中華アンプは以前にも改造を行っているが、何度も変えて自分の好みにした。
これも(JSPとは言え)小口径のスピーカだったので似たような値にした。
Webでは20Kと0.33uの並列を挿入していたが、これだとカットオフ周波数が高すぎて200Hzもブーストする。
好みにもよるが、100Hz以下だけをブーストしたほうが自然に感じたのでもっと低い周波数に変更してある。
また抵抗も増やして低音の倍率はあげた。
このあたりは好みにもよるし、スピーカにも依存するので実験で決めたほうがいい。

というので、早速改造にとりかかる。

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2.1chアンプを作る(6)

気になっていたのでSTA540の周波数特性を測定してみた。

出力の特性。

低域は減衰している。
わかりにくいが高域も減衰している。オシロで見るとわかる。
-3dbは30KHzになる。ちょっといまいち。

ちなみにサブウーハ側。

低域はまとも。
というかこれでまともになるのなら上は結合コンデンサが小さすぎなのかも。
RCフィルタなので切れがよくない。
グラフとは全然違ったりする。(^^!

まあこれだけでは、何で音が悪いのか?は端的いはわからない。
一般レベルはあると思われる。
思うに、透明感というのは立ち上がり特性みたいなもので、高い周波数は20KHzどころか40KHz以上はほしいところ。
つまり「瞬発力」なのでアナログでは特に
・パワフルなアンプ(&電源)が必要
 大きなWが好まれる理由
 但しD級はこの限りではない
・周波数特性が40KHz以上はのびていること。
 ポール(-3db)からすると100KHz以上が望ましい
ということだに思う。
人間は確かに20KHz以上は聞こえないが、瞬発的な音は「感じる」ことができるし、「キレ」を感じているように思う。
勿論、スピーカもそういうものがいいし、制動が良いものが望ましいが、そういうタイプはえてして効率が悪くドライブ能力が必要。

まあ改造してもそれなりだと思うが、それよりはあっさりアンプを変えたほうがいいかもしれない。

元々、アンプたるもの(好き嫌いはおいておいて)周波数特性も全部リファレンス機ができてもよさそうなものだが、案外そうでもない。
1Hzから40KHzまでフラットなアンプってのは、現代の技術で作れそうな気はするのだが、どうもそうでもないようだ。

それはそうとしてD級アンプなら、上の条件はクリアするものが多いように思う。
つまりはアナログではなくスイッチなので瞬発力に優れる。高音も(元々が高周波でスイッチするので)得意だ。
電源も瞬発力に見合う分は必要になる。(または大きなコンデンサか。)

D級と言っても最終段はLPFがあるのが普通なので、そこで制限はつくがアナログアンプよりはパフォーマンスはよさそうだ。
経験からすると透明感はあると思う。

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2.1chアンプを作る(5)

低音入力はマスターボリュームの後にして連動した。
上位で音量調整するのならいいが、音量を変える都度調整になる。
しかしこれだと低音は上げ放題ではなく、音量に左右される。(^^!
スピーカ能率もあるのでよしあしがあるかも。

どちらかといえば好みではないアンプながら、完成まではやっておこうかと思う。

まずケースを加工する。3.5”のFDDのプラケース。便利。
っていうか配線を事前に出しておかないと配線できない。

ケース加工が大半で後は線をつなぐとできてしまう。

これで完成!!

一応サブウーハ出力もついている。
つながなくても特に低音カットしていないので、それなりに出る。

効率の良いウーハーを探すなり、フィルタ回路をアクティブにするなりすればそれなりになるが、どうも食指がわかない。
結構つまらない音がする。(TT)

何か操作音とかそういうのならいいと思うが、オーディオには不向きに思う。(TT)

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2.1chアンプを作る(4)

まあ不満な点がないではないが、一応実験的には成功したような。
低音入力はマスターボリュームの後にして連動したかったが...。
(その後改造!!)

ついでなのでマルチチャネルの設計も。
ほぼ一緒だけど。この場合7W*4になる。

低音は考え方であるが、
・分担する:出力はいるが大音量でもない限りはOK
・補充する:小出力で十分(他のスピーカにもよるが)
という感じ。
いずれにしても、フィルタ回路のCなどは自分のスピーカにあわせて変更したほうが好みにはあうと思う。

重低音が出し放題いえばそうなのだが、出しすぎても不自然だし、質からするとやはりウーハは16cm以上はほしいように思う。
考えると、やはりこういうのはウーハーに組み込むかしたほうがよさそうである。
手離れがいいのはやはり「分担」にしてしまって、そこらの中音用スピーカなら出るような部分でクロスさせれば、割と安定なシステムになるかもしれない。
まあそうなるとウーハーを取り替えたりできないので市販と変わらない。

結果からすると、安手の2.1ch程度にはなったし、スピーカを変えるとそれ以上の音がするようにはなった。
低音はさすがに量的に不足するということはない。質は別として...。
(但しブリッジ接続で大きくすると発振する可能性がある?)
殆どはスピーカで決まる

そういえば秋月に「大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム」というスタッガードバスレフのスピーカが¥1500で売っていた。
あれをマルチチャネル駆動したら案外面白いかもしれない。
でも木製のエンクロージャでも低音を上げると箱鳴りするのでプラエンクロージャだと期待できないような。
エンクロージャから作る手もないではないが...。
木製エンクロージャも補強するなりしないとまずいような...。

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2.1chアンプを作る(3)

以下が改造の回路図。

リファレンスを見ると
・中音は出力のCを100uに変更する(低音Cut)
・RCのフィルタをかけてサブウーハを駆動する
 サブウーハはブリッジ接続
・チャネルの合成は抵抗のみ
である。
なので7W+7W+14W(サブウーハ)になる。

入力はマスターボリュームのセンターからとる手もあるが、そうやるとフィルタの定数がマスターボリュームで変化するので、その影響を少しでも緩和するため入力端子からつないでいる。
それでも出力インピーダンスの影響は出るが、ボリュームを介するよりはよさそう。
反面、マスターと連動しないので音量を下げても低音が出ているということが起こる。
マスターの後、1度ちゃんとバッファで受けたほうがいいような...。

本当にこんな改造で動くのか?とバラックで製作。
出力のCは変えなかった。
考え方としては「足りない低音を補う」ということで「中音と低音の分担」ではないと割り切る。
抵抗2本、VR1個、コンデンサ2個でできてしまう。

早速スピーカにつないでみる。
おおーーーちゃんと低音が出る。(後でブリッジ接続の恐ろしさを味わう。)
ただ両チャネルに低音があるのでこの定数では中音まで混ざって面白くない。
フィルタの0.22uを0.68uに変更するとSWからはより低い低音だけになった。
両側は10cm口径のスピーカでウーハーは16cmのフルレンジを使った。
ちゃんとしたウーハーがいいのだが、壊れたら大変だし。(^^!

印象であるが、低音はさすがに出てくるし、箱が振動する。
この方式であれば能率の低いウーハーでもバランスできるのが長所だろう。

注)ただ、ボリュームをあげるとサブウーハアンプが発振風になる。
理由はよくわからないが、ブリッジ接続ではそうなるみたいだ。(そうでなくてもなるかもしれない。)
過ぎたるはなんとやら...なのかも。

低音を補助と考えれば「軽く追加する」程度でも印象は随分変わる。
ラジカセの音からコンポの音へと昇格したような気がする。
(だけど、やっぱり音はいまいちに思う。)

注意)このブリッジ接続はDC接続になるが、どうもうまくバランスしていない感じがする。つまり入力が皆無でも1.5Vほど出てくる。
この状態でスピーカをつなぐとアイドルでも消費するらしく、そこらをやっていたら12VのACアダプタを壊してしまった。(TT)
ここも2200uのコンデンサで切ったほうが良い。今回+はCh3側だったが必ずそうとも限らない気がする。
尚、放熱板が小さいのでこうやって沢山駆動するとかなり熱くなる。(TT)

 その後、やはりマスターボリュームと低音を連動させた。
音量を変える都度調整しないとバランスがおかしくなる。(TT)
可変抵抗は100Kに変えてしまった。能率の良いウーハーでないと苦しいかも。
 しかも、低音をあげると発振気味になる。なのでほどほどということになりそう。

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2.1chアンプを作る(2)

まずはAMP-STA540-Sを素の状態で聞いてみる。

電源は12Vを用意した。どうも内部で6Vを作成しているので9Vぐらいから動作するようだ。(レギュレータを外せば5Vでも動くかもしれない。アナログなのでリップルには要注意。)
スピーカがPinジャックなので入力と間違えそうになる。(^^!
真ん中が入力。

メディアプレヤーを使うと入力が小さいのでトランス昇圧して入れてみる。(低音は下がるが機器は安全ではないかと思う。)
D級のような透明感はない。ノイズは少ない。
スピーカがそれなりならそれなりの音かもしれない。
高級アンプという感じではない。
そのうち周波数特性でもはかってみようかな?

話がそれるが透明感というのは
・ノイズが小さい
・立ち上がりが鋭い(急峻な立ち上がりに追従する)
というような気がする。人間は20kHzしか聞こえないにしろアタック音は聞こえるというより感じるのではないかと思う。
つまりD級はPWMなので立ち上がりは急峻にできる。アナログはよほど電源などの電流余裕がないとそうはならない。
つまりはアンプの帯域の余裕は20kHzよりもっとあったほうが良い。
矩形波やインパルスをそこそこ再現できれば、いいアンプなのかもしれない。

低音はといえば可もなく不可もなく。
そこらのラジカセ風の音でコンポの音という感じもしない。

データシートを眺めてみると、このIC(STA540)はどうも1ch・3chと2ch・4chは逆位相で出てくる。(^^!
このためブリッジ接続も可能で、それをやれば7W*4ではなく14W*2にできるようだ。
こうやれば出力コンデンサも要らないしパワーアップするので音も改善するかもしれないが、依然として2chで本題ではない。
話を戻すと、このアンプは1chと2chを使っているがそれが逆位相で出ていることになる。(^^!
右(R)は正位相で左(L)は逆位相なのでLのスピーカの極性を反転させた。
少し自然になったような印象。
さてここから改造にとりかかることにする。

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2.1chアンプを作る(1)

小口径のスピーカで低音というのはなかなか難しい。
低音ブーストなどで出せるには出せるがなんだか軽い音になる。
かと言って立派なウーハーを用意すると場所が問題だ。
また低音はドライブ能力も必要なので、ブーストしてもそれに見合うアンプやスピーカが必要になる。
低音には指向性が少ないためか2.1chとかサブウーハみたいな話はよくある。
これならスペースやコストは半分で済んで合理的である。

一口に2.1chと言っても本格的なものから卓上のものまである。
自分も例に漏れず、YAMAHAのまともっぽいものと簡易的なものを所有している。
何をもって区分するか?は微妙ではあるが、ほしいのはBGM用のものなので後者に近いがニアフィールドでもない。
多くのの製品はウーハーにアンプがのっていて、スピーカを自由には選べない。
まあ、普通は自由に選ぶよりもそちらの方が手ごろだし間違いはないと思うのでそれはそれでよいのだが、できればアンプとスピーカを分けてみたい。

とやっと話はここからはじまる。
色々考えたのだが、アンプを1から自作となると敷居も高い。
失敗(つまり思った音が得られない)の危険性もあるわけだし、BGMなので遊び感覚でやってみることにする。
一般的には2chのアンプを購入して、フィルタを作成してモノラルアンプをつなぐ。
そういう作成例は見かけるので、そのままやっても面白くない。

そうこうしているとaitendoにステレオアンプキット(7W+7W)[AMP-STA540-S] というのがあった。
これは¥900だが、実際に入手したのは、この1つ前のVerで在庫一掃だったのかもっと安かった記憶がある。
基板は随分変わっているが、中身そのものは変わっていない印象。

なぜこれか?というとこのSTA540というChipは実は7W*4ch入っている。
ここではその2chを使っているだけである。
ここのデータシートにはないが、類似のSTA543は応用例(リファレンス)として、2.1chの回路図がある。
まあ似たようなものだし、安いものなのでやってみることにする。

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D級アンプに低音ブースター(4)

メディアプレヤーの修理の続き。

上海問屋のものから外す。
これも動いたいたが、使っていなかったし、いずれ戻せばいいだろう。

カバーを開いて1個外したところ。
100uだったので結局は2個外して両方交換することにした。

寄りすぎてボケている。(^^!

SMTなのでハンダはそれなりに難しい。
ますハンダは一旦綺麗に除去する。
これはプリント板も部品もそうしたほうが良い。
で、ちゃんとつける。

出来たのがこれ。

無事修理も終わって、ちゃんと音も出るようになった。
確認のためしばらく音楽を再生する。
うん。ちゃんと出ているようだ。

そのうち上海問屋のを修理しなくては...。(^^!

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D級アンプに低音ブースター(3)

次にメディアプレヤーの修理を試みる。

動かしてみるとどうも片チャネルだけ音が出ない。(TT)
まあ他の機能は動いている。
これならまだなんとかなるのではないか?と中を分解する。

予想通りというかコンデンサ200uが焦げていた。耐圧は4Vで、さっき逆に7Vかかったのでこれが原因なのだろう。
気を取り直してコンデンサを外して、Dipの200uをつないでみた。

おお!!ちゃんと音がでるようになった。
ということはチップコンデンサがあれば修理できる。

そこらのジャンクをあさったが、この200uってのがない。(TT)
秋月で調べると100uの積層セラミックがある。極性がないのはいい。
6.3Vとあるので、こういうのがついてれば-7Vでもしばらく持ったかもしれない。
まあ、これでもいいのだが、積層セラミックの音は悪そうだ。この際贅沢はいえないが。

これだけ買うと送料もかかるので、今度のついでにして、手持ちのジャンクを調べる。
ところが200uのチップコンデンサってのがない!!

同じメディアプレヤーなら,...と思って探すと上海問屋の@1000プレヤーに100uがついてた。
これと交換してみることにする。

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D級アンプに低音ブースター(2)

火花の原因を調べていく。

ストロベリーのD級アンプのGNDがはずれていた。(TT)
そこからまわりまわって入力電圧が-7Vもある。(TT)(TT)

なんだかジャンクアンプを組み上げるのに動画まで見えるメディアプレヤーが壊れたのは間尺に合わない。(TT)

それでも気を取り直して再びアンプを修正して組み上げる。

なんとなく様にはなっている。
表についているのは音量用のボリューム。
車のボンネットのように、前面を持ち上げると、低音ブーストの調整ができる。

コンポから外したスピーカをつなぐとそれなりだ。
低音ブーストは好みによって調整する。BGMだと若干強くしたほうがよいようだ。

これはこれで完成!!
低音が自由自在に出るので、まあ不満ということがない。
PC用なら優秀な部類かもしれない。

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D級アンプに低音ブースター(1)

少し前にストロベリーLinuxのD級アンプを作った。

MaximのChipでとても小さい。
音はまあ可もなく不可もなく。
中国製アンプに比べると電源投入のポップ音は皆無に近い。
また驚くほど小さい。(500円玉程度)

ずっと余って放置してあったのだが、これに低音ブースターを組み込んでみることにする。
こうすると
・安いスピーカでもそこそこ低音が出る(はず)
・PCの横においても邪魔ではない(はず)
というので低音ブースト付お手軽アンプにする計画。

まずはブースト部分を作成した。

ボリュームの位置が変なのだが、これはブースト調整用。
一旦決めると別段変更しないのでケースの中ということにした。
回路はここのものを若干変更した。

このアンプも中国製と同じく+12V単一なので-12Vは自分で生成している。

ケースに入れるとこういう感じ。ケースは3.5”のFDDプラケースを加工。

ううむ。割といい感じだ。
早速電源をOn!!
「バチン!!」なんと入力につないだメディアプレヤーから火花が出てしまった。(TT)

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中国製アンプ(12)

今まで中国製アンプで結構低音ブーストの実験をしていた。
これはそれとは関係なく低音ブースターのアダプタを作るというお話。

低音ブースターも結局はフィルタというかイコライザの実験になった。
1.入力のパッシブフィルタの実験
 限度がある。
2.D級アンプのFBのフィルタ
 効果的なのだが限度がある。(あまり極端にしたくないというのもある。)
3.スピーカの並列接続。
 これも限度がある。(バランスが一番大変)
まあ、どれも設定が難しいのがある。特にスピーカなどは面倒というか大掛かりになる(改造とセッティングが大変)。
それよりも何よりも限度があるということだ。
 例えば極端な話、低音=中音*10みたいな芸当をやらせると恐ろしく悪い効率になる。
そういうのもできないことはないが固定設定では弊害もあるわけで、もう少しまじめに考えてアクティブフイルタにしてみた。
このあたりは音質改善というより面白半分でやっている。

そもそも安物の2.1chですら(音質はともかく)もう少し低音が出るのに悔しいという思いがある。
そこで競争してもしょうがないのだが。

探しているとここにあった。
やはりオーディオ系である。
フィルタ計算にExcelのシートもあって有難くつかわさせていただく。

カットオフ周波数は筆者のものとは随分変えて低く設定した。
あまり高くすると、中高音まで大きくなるので低音だけのブーストにしてはうるさくなるのを恐れたためである。そもそもが実験だし。
限界を見るということでボリュームで可変するようにした。
固定は調整できないので付け替えになるが、これは大変であるし。
この図ではR1を小さくすると低音が増大する。

アクティブなので、電源がいる。まずはD級アンプの電源を中継してやろうとしたが、これは+12Vだけである。
これで仮想センターを作ってやるのもいいのだが、ここはLTC1144CN8という素子で+12Vから-12Vを作ってみた。
これは電圧コンバータで秋月で@300で売られている。
使い方は簡単で10uを2個つけると+12Vから-12Vで出てくる。
心配なのでOSコンデンサも電源につけておいた。
これでオペアンプが自由に使える。
結局はKochiaの試作で使ったLF411が余っていたのでそれを使った。

小さいながら結構配線は面倒だったが、ようやく出来た。
やってみると、当たり前だが低音が出てくるようになる。
しかし、どんどんボリューム(ブースト)をあげると重低音には違いないがボコボコの音になる。まあ物事やりすぎはよくない。
なんとなくロジクールの2.1chの音がこんな感じの音がする。(言いすぎか)
スピーカをいろいろつなぎかえるとスピーカによって結構違う印象。あまりボコボコしないのもあるところを見ると、それなりのスピーカではもっと出してもOKなのかもしれない。
ただ、ここまで低音を強くすると音楽そのものが成り立たず、バスドラとベースだけの演奏を聴いているような感じだ。(^^!
まあ限界を見るというのはそういうものなのだろうが。

ボリュームを下げるとまあ、D級も改造してあるのでなくてもいいような...。
とは言えせっかくなので、曲によって適当にバランスさせると良いのかもしれない。
2.1chに勝つというか、それ以上だって出すことはできる。ただバランスからするとあまり意味はない。

そんなに高価な回路ではないし、
・ボリュームで加減ができる(これはつけておくべき。調整が楽だ。)
・限度がないというか可変範囲をかなり広く設定できる
ということで、サブウーハの増設の¥がない場合には検討の価値があるかもしれない。
恐らくは買うよりは安いと思う。
まあそれで気に入らなければ買う決心もつくし。
なんせ限界までやってもダメというのはもう残りはスピーカしかないわけで。

マルチアンプにすれば確かに何でもありになるのだが、そこまでのこともないと思う。
その¥があるのならスピーカにかけたほうがいいように思う。

ともあれ、物事を限度まで見ておくというのはためになる。#自己満足
もう低音で悩むことはないのかも。

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中国製アンプ(11)

TOPPING TP-10 MARK-Ⅲの補足

ネットから集めた情報も含めてまとめて。

・スピーカのインピーダンス影響があり厳密には終段のLPFのコンデンサを変更したほうが良い。
 具体的には4オーム・6オーム・8オームで終段のLPFを変えた方が良い。
8Ωの場合は0.22μF
6Ωのため、0.33μF
4Ωの場合は0.47μF
が推奨されているようである。
 ここの回路を見ると0.22μFなので8オームの想定らしい。
・スピーカのインピーダンスによって高域が持ち上がる。
 上のURLを参照。4オームより8オーが持ち上がる傾向がある。(1dbほど)

・低音ブーストの計算
 ここに詳しくある。
 1)ゲイン
 20Log((20.5K+)/20.5K)
 R=10Kだと3.52dbほど。ちなみに電圧振幅は1.5倍ほど。
 2)周波数
 f=1/(2*π*R*C)
 R=10K、C=0.033uの場合482Hzでここまでが上の倍率で周波数があがると減衰する。
 ちょっとグラフと違うのだが理論上。

・その他
 低音ブーストでかなり低音特性を補正できる。
 ブーストするとブックシェルフで小音量でも十分楽しめるものになる。
本当はスイッチなどがほしいのではあるが、そこまで行くと贅沢だろう。
スピーカを変える前に、自分でただ1台のチューニングをするのも楽しいと思う。
(抵抗やコンデンサはオーディオ用のを使うこと。)

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中国製アンプ(10)

TOPPING TP-10 MARK-Ⅲで低音ブースターを実験

いっそ、ブックシェルフスピーカで試してみることにした。

試したのはビクターの8cmのもの。フルレンジでバスレフ。

フォステクスの上に置くと

なんとも小さい。

机のそばで小音量で聞くのがいいのだろう。
ブックシェルフというぐらうで本棚がいいのだろうか?
(それはよくないという意見がネットの大半。スピーカスタンドで聞くのがいいらしい。)

さっそく改造したTOPPING TP-10 MARK-Ⅲにつないでみた。

ううむ。ちょっと感動かもしれない。
低音もしっかり出ていて8cmとは思えない。
まあビクターのコンポで低音&高音ブーストしても似たような感じにはなるが、それよりは透明度や解像度が高い感じである。

悪くない感じだと思う。

自分もそうなのだが、バランスが悪いとスピーカとかそのほうに走るが、これだとまた不満が出てくる公算が高い。
オーディオはなかなか100点はないのだろう。

そう考えるとアンプをスピーカにあわせてチューニングするのは面白いと思う。
まあトーンコントロールになってしまうのだが、「味付け」ともいえる。
低音が動かせるだけでかなり違った印象の音になるのは事実。
スピーカを交換するよりは安上がりだろうし。

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中国製アンプ(9)

ここで終わると謎は謎のままなので考察を書こうと思う。

もっともオーディオは不可思議なことが多いので、どこまで本当か?はわからないが。

その後、電源を変えたら低音が出るかもしれないというので、秋月の5A(純正は3A)に変えてみた。
気のせいか、少し低音が出るようになった気がするが、ブラインドテストではわからないだろうから、元に戻した。

例の改造であるが、この人のようにBOSEの小型でそうなるのなら、案外重宝する人もいるかもしれない。
TOPPING TP-10 MARK-Ⅲ自体がそういうブックシェルフスピーカが似合いそうだ。
まあ大きなスピーカに越したことはないのだが。
そうなると結構低音の不足に悩む人もいそうに思う。
なんせ簡単な改造で済むので、もし困っている場合は試す価値はあるかも。

ここからは推定なのだが、どうしても辻褄をあわせたくて牽強付会。(TT)

・前にも書いたがD級アンプというのはスピーカのインダクタンス影響を受けるように思う。
 つまりPWMなので「標準的なものを前提にPWM変換される」ということではないか。

・一方アナログアンプというのは、駆動に関してはスピーカの影響はD級より小さいのではないか。

 例えばスピーカに0.1A流すとするとアナログアンプではそうなるように回路が働く。(当たり前だが実際は電圧駆動なのでこの説明もおかしいが。)
つまりいやでも0.1Aが強制的に流れる仕組みになっている。
 対してD級のPWMってのは、例えば1Aを1、0Aを9の時間流すような感じ。平均で0.1Aだ。
これだとまだましで、実際は振幅から1:9みたいな時間を算出するので、実態どこまで流れるか?はスピーカまかせというか。(だいたいは合うのだろうが。)
 しかしスピーカというのはボイスコイルが動くのでインダクタは変化するはず。
 つまりはPWMで1:9で0.1Aを狙っても、そうではないかもしれないのではないか?
 アナログアンプは「負荷変化を強引に押さえ込む」ような制御になりそうだが、PWMは「突き放し」制御で「あなたまかせ」に近い感じがする。(後日調べるとNFBしているものもあるようだが、これはこのアンプの話として。)
 つまりは単純に「D級(のこのアンプ)はNonNFB」ってことなのだが。エラーは少ないけど出ないとは限らないわけで、それが低周波になると若干ずれてくる場合があるというか。それも僅少という。
 偶然かフォステクスの16cmはそういう変化(エラーというか誤差というか)がひどく目立つのかもしれない。なんせアナログ全盛期のスピーカだし。真空管の小出力でガンガン鳴るし。(関係ないかもしれないが、電流変化に敏感というか。)

 勿論、これらは推定だし、さらにはそう大きな変動でもない。(むしろ小さいのかも。)
 ただスピーカによっては「低音が少し弱い」と言ったバランスを少し崩す要因がひそんでいるのかもしれない。
 するとアナログアンプであるKochiaの方が「バランスが良い」のも納得できる。
 人(スピーカ)によってはTOPPING TP-10 MARK-Ⅲは十分な低音と感じるだろうから低音ブーストは環境によって変えるべきものなのだろう。
 今回「自分の場合はバランスが改善した」という結論なのだろう。

 いずれにしてもTOPPING TP-10 MARK-Ⅲは良くできているには違いない。(^^)
 大きさと消費電力からして、BGMアンプにしようかと思う。

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中国製アンプ(8)

TOPPING TP-10 MARK-Ⅲの低音ブースト改造の続き。

改造箇所のおさらいである。
・TA2024の10-11pinの20.5Kと14-15pinの20.5Kを見つける。

赤で印をつけたものがそうである。
・次にTA2024の10pinと14pin側の抵抗の足を浮かせる。

これを参考にPinを浮かせる。
写真ものもはPinが浮かせてあるもの。
白ジャンパはボリュームのケースに飛んでいる。

10Kと0.033uを並列にしたものを用意する。

寄りすぎてピンボケ(TT)

それを外した抵抗の足とスルーホールにつける。

上から見たので全然わからない(TT)

低音をより増加したければ抵抗を増やす。
高音の倍率は20.5Kで決まる。低音の倍率は20.5K+つけた抵抗になる。(はず。)
よりブースト周波数を下げる場合は、コンデンサを大きくする。
このあたりはスピーカと好みで調整する。

そして結果は...
まず持って感動!!
ちゃんと低音が出てきた。透明感もそのままだ。(^^)
やっと期待通りの音に近づいたと思う。
高音・中音・低音のバランスがちゃんととれてきたように感じる。
スピーカがスピーカなので、重低音とは言わないが、それなりに出ている。
本当は「素」でこのぐらいだとこうはならなかったような気がする。

Kochiaにかなり近づいたような気がするが、感覚的には「ちょい負け」ぐらいか。
音の解像度はいいのだが、透明感とかふくらみは少し負けるような印象。
ただ、ここまで再現できれば立派だと思う。
ネットの評判もうなずけるもの。

やらなかったのだが、アイデアとしては低音ブーストの10Kと直列にインダクタを入れると面白いかもしれない。
こうすると中音の倍率は低いが高音の倍率が高くなるように思う。
計算上は2πfLの抵抗になるので、周波数があがるとどんどんゲインがあがるのだが。
f=10KHz程度で2Kにしたいとすると30mHほどの計算になる。
ただラウドネスのように高域も持ち上げるのは最近の流行ではないらしい。「聞いていて疲れる」という。
オーディオは癒しなので説得性が高い。

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中国製アンプ(7)

外付けイコライザでは限度があるのでTOPPING TP-10 MARK-Ⅲの改造を考える。
普通に考えて高級アンプであれば「改造」などという大胆なことは思いつかないが、そこはそれ低価格なので即決断。(^^)
とは言え、以下の改造はパターンカットもなく抵抗の足を抜くだけで元に戻すのも可能。
但し保証はうけられないだろうが...。
そもそも保証書なんてなかったし、どこに持ち込むのかもわからないのだが。

TOPPING TP-10 MARK-Ⅲの回路図はここにある。(感謝)
そしてここに低音ブーストの回路図がある。(感激!!)
TOPPING TP-10 MARK-ⅢはトライパスのTA2024で、この方は若松通商のKitのTA2020。

ブーストの方法であるがTA2024のフードバック部分にフィルタをかける。
つまり低音ではゲインが高く・高音では低く設定するようにする。
抵抗とコンデンサだけなので小さくて済むし安上がりである。(^^)

まずTOPPING TP-10 MARK-Ⅲを分解する。(六角レンチが必要)
・後方4箇所を外す(前方4箇所は外さなくてもOK)
・つまみは前方に引っ張ると抜ける。つまみは金属に見えるがプラスチックだった。
ボリュームのナットを外す。

これがなかなかわからなかった。(^^!
・後ろから引っ張ると抜ける。
ケースは上下に分かれるわけではなく「筒」になっている。

出したらオフセット電圧が0調整されているか確認するとある。
計ってみると7mV程度でちゃんと調整されているようである。

さて次に改造箇所である。
・TA2024の10-11pinの20.5Kと14-15pinの20.5Kを見つける。

赤で印をつけたものがそうである。
・次にTA2024の10pinと14pin側の抵抗の足を浮かせる。

これを参考にPinを浮かせる。
写真ものもはPinが浮かせてあるもの。
白ジャンパはボリュームのケースに飛んでいる。ノイズ対策なのか?

そして改造は続く...。

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中国製アンプ(6)

イコライザに走ることにしたが、アクティブは
・接続に電源が必要
・アンプ特性で劣化が激しい危険性あり
というので避けてまずはパッシブで試すことにした。

ただのオーソドックスなLPFを現信号に足したものである。
周波数は500Hzほどに設定した。

パッシブなので、低音が増加するというよりそれ以外が低下するという感じである。
同じ試みをこの方もされているようである。グラフもあるのでわかりやすい。
回路は同じようなものであるが、アンプの入力抵抗は50Kなので定数は少し異なる。

で、聞いた印象なのであるが
・確かに低音は強調される
 中高音が下がるというべきか。つまりボリュームをあげれば同じというか。
・バランスは難しい
 ここはしょうがないのかもしれないが、ちょっと好みとは違う。
 上の状態ではボリュームをつけてバランスを見ている。

で気に入ったところで定数を計算しなおして作成。
コンデンサはマイカからフィルムに変更。小さくなった。(^^!

ちゃんとケースに入れるとそれなりではあるが、結局後ろになって見えないような。(TT)

低・中・高音のバランスはよくなった
なので悪くはないのだが、「低音が出た」というより「中高音を削った」というのが頭から離れない。

もう少し努力をしてみることにする。

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中国製アンプ(5)

Topping TP-10 Mark-III+フォステクス+OZAKIでしばらく試聴していた。
やはり、バランスが難しい。
下手をすると安っぽくなってしまう。

ここはあきらめずに頑張ることにする。

まずはTopping TP-10 Mark-IIIの特性を漁ることにする。
こちらのサイトで周波数特性が掲載されている。感謝!!
低音は20Hzまでほぼフラット!!(優秀!!)
となると、疑わしいのはスピーカになる。

確かに年代物のフォステクスである。
時間が経過するとコーン紙のエッジが硬くなって低音が出ないという話もある。(TT)
やはりあきらめて買い換えるか?と考えた。
今度買うなら(意味も無く)バックロードホンが良いように思う。
・風変わりである(あまり見かけない)
・効率が良い(これはD級もそう。)
バックロードホンは部品が多く組立が面倒だが、長谷川弘工業(株)というのがありDIYでこれは簡単そう。
スピーカは相性もあるらしい。低音は「良い」という話と「期待ほどではない」というのが混在する。
スピーカにもよるのだろう。フォステクスではなくDIYAudioが良いともある。
しかし、ここでスピーカを取り替えて追求するのもしんどい。
だいたい付け替えがすごく面倒に思う。DIYは好きなのでかまわないが。

一方でKochia(アンプ)をつなぐと、もう少しましだったような気がする。
伯耆さんの記事でもCar用は「低音過大」というのが出てくる。まあDebugKitはそれほど過大でもないと思うが、今よりはましだった。
ということはアンプの可能性もある。

本当にスピーカなのかテストするのに、手持ちのスピーカを接続してみることにする。
・アイワの2Way
 若干は出ているような気がするが、期待ほどではない。
ミニコンポに負けるかも。(TT)それは中高音との相対的なものだろう。
・無名の3Way
 これも大して変わらない。試しにネットワークも変えて低音よりにしてみたがやはり出ない。
いずれもウーハは16cm以上はあるので、やはり不思議である。

D級アンプはスピーカの特性で若干左右されるのではないか?
PWMなのでインダクタ変化などが関係するように思う。
またスピーカは周波数でインピーダンスが変化する。それでも同じPWMだ。
まあD級が故かどうかは判然としない。

とどのつまり固定抵抗測定でフラットだからと言ってスピーカをつないでフラットとは言えないし、そもそもそんなフラットなスピーカはないだろうし。

そもそも、自作システムなので割り切って「これでいい音」を探求することにして、専用にすることに決断する。
というので、イコライザに走る。

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中国製アンプ(4)

Topping TP-10 Mark-III+フォステクス+OZAKIで殆ど不満はなくなった。
強いてあげれば、この両者のバランスが難しい。
まあ面倒ならOZAKIはOffにしても透明感の音は味わえる。

そこで調子にのって、今度はOZAKIをロジクールに変更してみた。
これも2.1chでウーハーは16cmぐらいある。
ただこれはうまく行かなかった。(TT)
ロジクールは低音は出るのだがモコモコとした印象で歯切れがよくない。
というか出すぎのような印象がある。
PCで聞いていると迫力はあるのだが、どうも迫力ありすぎなのと篭った感じがする。
なので何でも良いというものでもないようだ。
はやり透明感があるものが良いだろうが、中音が伸びるとそれはそれで邪魔かもしれない。
もし低音にやや物足りなさを感じるユーザには余ったPC用2.1chで試す価値はあるかもしれない。

ここまでやると(フェイクには違いないが)伯耆さん設計のKochiaにかなり近い音がする。
なんとなく、そっちをもう1度作ったほうが早道かもしれないが、作るのは結構大変だし。

というのでKochiaそっくりさんになるのだが、
・バランスが難しい(下手すると違和感)
・似てはいるのだが、やはりちょっと負けるかも
みたいな感じである。
しかし自分としては気に入ってはいる。

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中国製アンプ(3)

Topping TP-10 Mark-IIIでかなりよい線まで行った。
伯耆さん設計のKochiaまで後1歩程度という感じである。
しかしD級アンプだし、この中身の改造は難しいだろう。

ほんのわずかだと思うのでサブウーハも大げさだ。
重低音が出られるとそれはそれでぼやけるかもしれない。
そうこうしていたら、古いPCの2.1chのスピーカが出てきた。
OZAKIという(日本風だが)台湾のメーカである。
一時安売り&変なコピーで有名になったOZAKIなのだが。(^^!

これはわりとまともなデザインでサブウーハの上が水道のコックみたいになっている。(^^!
電源スイッチ+ボリュームである。
これはPCショップでたまた見つけたもので価格も安かったのであるが、デモで良い音がしていて驚いた。
どちらかと言えば高音と低音がやたらに強調されてはいるのだが、割とクリアな音である。
ただPCサウンドならともかく、オーディオとしてみるとちょっと不自然な感じがする。
派手すぎるというか、そういう感じで深みはあまりない。

で、最初は期待しなかったのだが冗談半分で入力を分配して
・Topping TP-10 Mark-III+フォステクス

・OZAKI(HD101というらしい)
に入力して鳴らしてみた。

両者のバランスが難しいのだが、これをミックスするとかなりいい感じの音になる。
元々
・Topping TP-10 Mark-III+フォステクス
が低音と高音があまり出ないのに対して
・OZAKI(HD101)
は、そこだけを鮮明に出している感じである。

OZAKIのスピーカを外してサブウーハだけでもいいのだが、元々OZAKIはかなり小さく鳴らしている。
大きくするとOZAKIが勝って刺激の強い音になってしまう。
何事もほどほどではあるが、バランスが難しい。
スピーカの効率なのかアンプの特性なのか、はたまた好みの問題なのか、どうも音量によってもバランスを変えた方がよさそうである。

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中国製アンプ(2)

早速開梱してみる。

思った以上に格好良い感じ。
ACアダプタは...秋月電子のでもいいのかも。(^^!
まあ、まずは純正で試すのが王道だろうし、さほど高くないし。

そして試聴!!


Topping TP-10 Mark-IIIになってボリュームの周辺が青く光る。高級感!!

音は、少し固めだがエージングしていたら柔らかめにはなった。
中高音は驚くほどクリアで、音の解像度も高い感じ。
以前に作ったD級とは比較にならないぐらい良い。
この透明感はKochiaでも味わったが、音量をあげてもさほど「うるさい」という印象がない。
会話もちゃんと聞こえる。いい感じ。

しかし低音が物足りない。(TT)
スピーカだと思うのだが。
元々そう重低音ガンガンという聞き方はしないし、それなら16cmフルレンジなどというスピーカは不向きだと思う。
単純に自然な音がほしいわけで、中高音は申し分ないような音がする。
しょうがないのでスピーカを変えると、低音はやや伸びたが中高音はフォステクスほど自然(というか好みというか)な音ではない。
あまり刺激的な音を好まないせいかもしれない。それでいて透明感がいいのだが。
派手な音は最初はともかく長時間聞くと疲れる。
こうやっているとスピーカが一番音に関して支配的にも思う。

スピーカは置き方ってのもあるが、リスニングルームならともかく、工房では限度もある。
低音が出る床置きにしているが、それでもちょっと足りない。
このちょっとってのは本当にちょっとであって、聞いた感じ低音が奥まっているような印象という感じ。
アンプ自体はよいものという印象。
つまりスピーカを変えれば全く問題ない可能性が高いような気がする。

しょうがないのでサブウーハでも足そうかと思ったが、それほどでもない。
D級なのでスピーカ接続したらどういうインピーダンスになるのかも不安がある。
イコライザという手もあるが、この素直な音はそのままにしたいものだし。
本当に「惜しい」という感じまで行った。

ちなみにKochiaでは低音の不足というのは感じなかった。
スピーカは同じフォステクスである。
なので少なくとも自分の環境下ではKochiaには負けているようである。
価格からすれば当たり前だし、Kochiaは伯耆さんの設計だし。
大きさは小さいし、透明感も似ているのだが...。

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中国製アンプ(1)

オーディオ環境はまだまだ問題があるが、CDやUSBが再生できるようになった。
入力としては激安なのだろうが、まあ自分のレベルとしては問題なさそうである。
それに、入力は多分オーディオ全体の中でも影響度は小さいのだろうと思う。

そこで次はアンプを考える。

本来はスピーカなのあるが、これはフォステクスのBF-163Sという古いものを所有している。
16cmダブルコーンフルレンジのFE-163相当品をマウントした密閉型のもので、70年代ぐらいのもの。
年数を経過してエッジが硬くなっているのかもしれないが。(^^!
いたずらにスピーカを増やすと場所も大変だし、このスピーカは割と好きである。
最近のように、派手な低音や高音は出ないが、自然で素直な音がする。
どちらかと言えば聞き込むというよりBGMを流しておくので疲れないのが有難い。
16cmってのは丁度いいのかもしれない。
低音がほしいこともあり使い方床に直接おいている。
サイズも丁度いい感じ。

そこでアンプを探し始めた。
そこで見つけたのが中国製アンプのTopping TP-10 Mark-III。
価格は@4000とお手ごろ。ACアダプタとか送料は別ではあるが、それでも安い。
D級アンプでTA2024 chipsを使っているらしい。素直な音でT級というらしいが。
ヤフオクで販売していたので早速申し込んだ。

で届いた。(^^)

中国直送だが、郵便局HPで(国内)の配送追跡も可能。10日もかからなかった。

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オーディオアンプの製作(16:雑誌掲載)

■雑誌掲載■
2009年5月1日にいよいよ記事が掲載された。(^^)
雑誌は「MotorMagazine」の6月号である。147,148Pに見開きで掲載になっている。

・表紙

・記事

さすがプロのカメラマンはうまいものである。(当たり前か...。)

記事の要旨であるが
1)Homeに電源を入れて試聴
 しかし、空間表現が弱く、思った音とは違う。
2)DebugKit
 調査用に電源を入れると、思った音が出てきた。(^^)
両者の差は「エージング」にあり、そこで今後エージングを試みる...という内容。

実際問題として当方の製作確認の大半はDbugKitでやっていて、HomeやCarは組み上げてすぐに送付した。(^^!
DebugKitは当初はユニバーサル基板で作成していたが、部品を外してプリント基板に搭載。
これは実験用とのことだったので、中古でもいいのかな?と思った次第。
なので部品はしっかり通電してある。
後のHomeやCarはもう動作確認程度の通電で新品同様である。
(中古では失礼だと思ったのもあるのだが...。)

その顛末は次号に期待していただくとして...
一般にオーディオではエージングで音が良くなるという通説があり、実際にそれが証明されてもいる。
どうも真空管よりトランジスタの方が余計にエージング時間が必要らしい。
科学的にはどうも「新品部品には内部に応力歪みがあり、通電によってそれが緩和される」とのことらしい。
ここまでくると結構微妙なものだ。

そうなると市販のアンプの新品を買うと、とんでもない音がするのだろうか?と思う。
また通電したら「どこまで良くなるのか?」も未知である。
そうなると店頭のデモ機などはさぞかしいい音になっているのかもしれない。
そういうものらしいのでブランドで買うものなのかもしれない。(^^!

オーディオは多分にオカルトじみているが、この記事には実験と検証がある。
なんせ条件の揃ったプリント基板が5枚もあるわけで、個々のファクターを追跡できるチャンスかもしれない。

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オーディオアンプの製作(15:出荷)

■出荷■
結果的には12月の13日に伯耆さんに向けて出荷した。
年内に...というのはなんとか間に合った。(^^)

当初のコンセプトである以下の3点であるが

1)安価な部品で高級レンジの性能を目指す
に関しては一般的な部品で透明感のあるアンプができたように思う。
この評価は伯耆さんや雑誌社の方々の客観的な評価を期待したい。
個人的には満足のいく音だと思う。

2)ホームオーディオ以外にも車載用などのバリエーションを作成する
・Kochia-Home
Home
・Kochia-Car
Car
・Kochia-DebugKit
Debug
の3種を製作できた。

3)やってみないとわからない部分があるので初回は実験できるような構成
・ICはソケット(金メッキ)になっており、手軽に差し替えできる
 またピンのタイプも1Chipに2個入ったものも搭載できる
 音量の関係ではプリアンプも搭載可能である
・TPピンを多く実装してあるので追跡が容易になっている

という実現状況である。

本、アンプが記事になるということであわてて制作記事をまとめてみたが、出来に関しては是非雑誌にてご覧いただきたものである。

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オーディオアンプの製作(14:Kocha-Home)

■Kochia-Home■
今度はHome向けである。
Homeはタカチ電機のWS99-32-33Bを使った。
大きいのとパンチング穴があるので熱も篭らない。
340*332*99とCarより二周りほど大きなものである。

配線前の状態。
上面

配線が終わりテスト中の様子。
前面

テスト中の背面の様子。
背面

例によって保護のビニールシートはそのままつけてある。

なぜか完成品の写真を撮り忘れてしまった。(TT)
と思ったら伯耆さんが撮影して送ってくれた。(^^)

前面

背面

記事は雑誌に掲載されることを祈りながら...。

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オーディオアンプの製作(13:Kocha-Car2)

■Kochia-Car2■
次は内部の配線にとりかかる。
線材は指定のものを使用。
コネクタ部分がやややりにくい。次回はプリント板にしたい。

上面

前面

背面

完成

保護のビニールシートはそのままつけてある。

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オーディオアンプの製作(12:Kocha-Car1)

■Kochia-Car1■
まずは、サイズの小さいKochia-Carを製作する。
ケースはタカチ電機のYM-300。
300*200*50とかなりコンパクトである。

まずは内蔵のプリント基板。

上面

側面

かなりコンパクト。

同じくケースに組み込んだ状態。
前面

上面

背面

電源もスペースはたっぷりある。
電源はACアダプタを分解したのでFGはなく、SGだけである。
そのためケースからは浮かせて使っている。(電源の放熱板はSGである。)

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オーディオアンプの製作(11:バラツキ)

■バラツキ■
5枚の基板を順次試験していくと2枚がどうもおかしい。

波形(これはオペアンプ出力)に異常波形がある。

異常

ちょっと発振気味である。
いろいろ試すが、決定的な手法はやはり位相補償コンデンサになる。
以前は220pであったが急遽510pに変更するとピタリと収まる。

問題なのは音の変化なのであるが、聞いている分にはさほどわからない。
ただ当方の耳も環境もあてにはならない。(TT)
この回路は電源用のコンデンサを除いて、この部分だけにコンデンサが入っており、しかも信号系である。(信号そのものではない。)
そういう意味でも、これに関しては抵抗があるのではあるが
・オペアンプは最終的にこれかどうかわからないこと
・外す作業は簡単であること
からひとまず全てに入れてみた。

結果的には5枚ともこれで安定したが、ちょっと心残りなのは事実である。
(これは伯耆さんも同意見であったが。)

とにかくここで5枚揃ったので、次はシャーシに組み上げることにする。

まずは、何はともあれDebugKitをまとめる。

DebugKit


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オーディオアンプの製作(10:DebugKit)

■DebugKit■
このプロジェクトでは最低でも5枚の基板が必要になる。
そこでまずは基板調整用のDebugKitから作成した。
と言ってもプラケースにコネクタをつけただけのものである。

DebugKit

使い方は

DebugKit-Use

みたいにして使用する。
これで基板を順次調整していった。

手作りのプロトボードは既に配線がケロイド状になっていたので主要部品を外して、Pt板に組み上げた。
ただ初期と少し寸法が変わったので、これをDebugKitの基板としてバックアップ用として使っていただくことにした。
従って、これが一番素子の通電時間が長いことになる。

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オーディオアンプの製作(9:プリント板2)

■プリント板2■
先回実装できなかったため急遽手配したパーツが届いた。
もう12月の7日で、伯耆さんとの約束まで間がない。(^^!
クリスマスには出荷したいもの。(悲願に近い)

Pt板実装1

まあまあ、さまになっている。
トランジスタの足はピンヘッダに配線。信頼性は良いが、ちょっと美的にはいまいち。

試しにKochia-Carで目指した実装の予行。

Pt板実装2

いい感じである。熱が心配ではあるが。(^^!
さて電源であるが、やはり内蔵するのに「ACアダプタ」はまずかろうというので、オープンフレームの電源を探す。
しかし、気に入った容量&サイズ&価格がない。
試しにACアダプタを分解する。

ACアダプタ分解

うまく改造すればオープンフレーム風の電源にも見える。
伯耆さんとも相談して、この線で進めることにする。

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オーディオアンプの製作(8:プリント板1)

■プリント板1■
プリント板を作るにあたって、やはり開発名称がほしくなった。
回路設計者は伯耆さんであるので「ほうき」にちなんで「Kochia(ほうくぐさ)」で合意。
早速花壇に植えた。(後列の両端がKochia)
紅葉するのでとても綺麗になる。

Kochia

また、いろいろ相談の結果
・ホーム用のセット(Kochia-Home)
・車載用のセット(Kochia-Car)
・実験用のセット(Kochia-Debug)
の3種を製作することとした。
車載用の製作はどうしても「小型の実装」を実現したかったこともある。

さて、プリント板であるが、「P板.com」さんに発注することにした。
ガーバデータで受け取っていただけるし、価格的にも良心的であるし、納期も早い。
ツールも同社で提供されているいるが、今回はアナログ配線ということで、手書き風のPCBEを使った。
PCBEは高戸谷 隆さん作のCADでFreeで提供されている。また愛好者も多くライブラリも多く存在する。
多くの提供者には心から感謝し、ありがたく使わせていただいた。

プリント板の外形は板取りの良い秋月電商さんのサイズである155*114mmを採用した。
これはプロトと同一サイズ。
プリント板の線幅であるが「最低でも1mm」としてある。
これは通常は電源ラインなどに使われる幅であるが、信号ラインでその幅ある。
そうなるとICのピン間は通過できないが、極力短くなるように配置を動かしている。

BGMはプロトで流している。聞き疲れしない。
アートワークも作業効率も良くなった...のかもしれない。
スピーカはフォステクスの16cmフルレンジのもので、これまた結構自然な音がする。
自分にはどちらかと言えば重低音云々よりはこの方が向いている。

P板.comからクリアランスなどで指摘をいただいて修正出図が11月21日である。
驚いたことに1週間で来てしまった。
(サポートの方も非常に親切な対応で感謝している。)

早速組み上げたのがこれ。

Pt板1

なんとピンヘッダの穴径があわなくて入らない。(TT)
原因は使ったライブラリの穴径を確認しなかったこと。(TT)

ここから再びピンヘッダの径の違う部品をあわてて手配。
この間にトランジスタを放熱板につけたものを作成。
並べると壮観!!

トランジスタ

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オーディオアンプの製作(7:調整3)

■調整3■
調整の最後に発熱対策を行った。
以下はその途中の写真である。

熱対策

発熱対策は結果としては出力電力とのトレードオフになる。
このあたりも設計者の意図もあり、伯耆さんとメールでやりとり。
お忙しいのに本当に丁寧に回答いただいた。
結果、自然空冷でもそこそこの発熱量に抑え、かつ満足のいく出力が得られている。

最終的に
・ジャンクスピーカ
スピーカ
・トランジスタ
トランジスタ

を破損してしまった。(TT)

これは決して設計云々ではなく、当方が誤ってオシロのプローブなどでショートさせた結果。
この程度で済んでよかったのかもしれない。(^^!

この調整が終わったのはもう10月も末を迎えた30日になっていた。
改造の都度の部品手配納期がやはりネックになった気がする。

それより、この基板の裏側が悲惨になっている。
これでモノラル1台なので、正規に2台組むにしても大変である。
そこで、再び伯耆さんと相談してプリント基板を起こすことにした。

このアンプはとても澄んだ音がする。透明というかそういう感じ。
人工的な印象が全然しないのが良いと思う。
毎日工房でBGMを流すことにした。

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オーディオアンプの製作(6:調整2)

■調整2■
調整の中でも一番手ごわかったのがこの発振対策。
帰還しているので起爆剤がわからない。
そこで、遠回りには違いないが電流ブースター部分を切り離したものを作成した。

調整

コンデンサは少し節約してあるが、基本回路としては同じである。
しかし、これだけでも発振してしまう。
まずはこれを止めないと進まない。

伯耆さんともメールをやりとりしていたが、結果的には泣く泣く位相補償コンデンサを追加することにした。
懸念されたのは、(計算上はともかく)やはり音への影響である。

ここでは結構時間がかかったのであるが、伯耆さんからのメールでいろいろな経験談を聞かせていただくことができて勉強させていただいた。

結果は下に示すように、同相・逆相とも安定な出力が得られている。(電流ブースタを追加後)

スピーカ+

スピーカ-

位相補償コンデンサはマイカを採用した。
発振防止の最低線である220pをつけている。
音に対してこのコンデンサがどの程度影響するのか?は後日の検討とした。


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オーディオアンプの製作(5:調整1)

■調整1■
10月5日から早速調整にとりかかる。
低価格部品路線なので電源もACアダプターである。(^^!
電源の影響は少ない回路構成になっている。

調整

怖かったのでジャンクのスピーカをまず接続する。
(そのうちいろいろやって破壊したので、これは正解だった。)
しかし動かない。(TT)
結論からすると次の3点に修正が必要である。

1.定数のマージンがない箇所がある
2.系が発振する
3.熱的にマージンがない

1は、計算で求めて簡単に修正できたのだが、部品を必要数しか手配していなかったため、納入時間がかかってしまった。
2に関しては非常に難物。以下のような波形になる。
(入力と出力を捕らえたもの)

調整

3の対策に取り掛かる前にまず安定させておくことにする。

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オーディオアンプの製作(4:プロト製作)

■プロト製作■
10月4日には実装も完了して、配線も完了。

面倒なのは放熱板に穴を空けてタップをたてる部分。
電気ドリルでやったのだが、やはりズレが出てしまう。

もう1つは線材。これも指定だったが、ビニール被覆が熱に弱くわずかな熱で溶けてしまう。
この段階ではさほど溶けてはいないが、後日デバッグすると無残になってきた。

コネクタはピンヘッダなのだが接触抵抗を下げるため
・大容量のものを使用する
・複数ピンを並列にして使用する
ということで実績があるとのこと。
これも安くするのに貢献。

で、出来上がったのが以下。

尚、デバッグ用に安物のコネクタがついている。(^^!

プロト表

プロト裏

by   at 08:45  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

オーディオアンプの製作(3:実装検討)

■実装検討■
10月2日なって注文した部品がほぼ揃った。
まずは実験用のボードから製作することにして、早速実装設計に取り掛かった。
この設計では
・パワートランジスタが4ペア必要で熱結合が必要
・その放熱板サイズが実装的には支配的
になる。
しかし、放熱板をたててしまっては無駄な空間が多く生じ、ホーム用ならともかく車載用では敬遠されそうである。
そこで思い切って
・放熱板を寝かせてしまう
・1モノラルで1ユニットにする
という方針で作成した。
その方向で基板の上に主な部品を配置した。
実装検討
この写真を伯耆さんに送って了解をいただく。

by   at 08:10  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

オーディオアンプの製作(2:部品の調達)

■部品調達■
9月16日になって伯耆さんより回路図が届く。
う~ん、変わっている。
コンセプトとしては
1)安価な部品で高級レンジの性能を目指す
2)ホームオーディオ以外にも車載用などのバリエーションを作成する
3)やってみないとわからない部分があるので初回は実験できるような構成
とのこと。
早速、部品リストを作成する。
安価とのことだったのだが、それは「オーディオの世界では」ということのよう。(^^!
伯耆さんに部品選定を相談する。
伯耆さんの過去の経験則もあり、この作業は比較的順調に進む。例えば抵抗などは金属皮膜(Daleなど)を採用・コンデンサはOSコン...のような具合。
セメント抵抗のように巻線型のものは音が良いとのことで、積極的に採用。
一般の電子部品からみれば少し割高ではあるが、コンセプトを損なうものではない。
また入手性も比較的良いものが多いのが助かった。
しかし、伯耆さんは東京にお住まいなのであるが、当方は田舎。
伯耆さんがお忙しいので、当方が手伝うのに、購入までお願いしては申し訳ない。
そんなこともありすべて通販でそろえることにしてURLを調べて部品発注。
通販では送料がかかってしまうが、逆に安いお店も探せる。
送料を補うぐらいまとめて購入することにする。

最近の通販はとても早い。翌日というのも珍しくない。(もっとも入荷待ちもあったが。)
お店の情報が重要なことを認識する。
伯耆さんとのやりとりもあわせて2週間で調達完了。

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オーディオアンプの製作(1:製作の発端)

■製作の発端■
2008年の9月8日にお世話になった友人の伯耆さんから「アンプを作ってみませんか?」というメールをいただいた。
納期としては2008年年末だったので時間的な余裕は十分ある。

伯耆さんは、御自分でアンプも設計されるし、雑誌やコンテンストにも参加され活動されている。
会社に勤務されてている他にも、バンド活動や愛犬との散歩なので多忙な生活。
それもあってだと思うのだが、拙い当方に声をかけていただいただけでも感激してしまう。

正直なところ、電子工作という意味では興味もあるし、ハード工作もできるのだが、オーディオは中学生時代に真空管アンプを作った程度で、どうも心もとない。(^^!
音には自信は無かったのだが、正直にその旨伝え、お受けすることにした。
基本の音だしまでは当方で行って、ブラシアップは伯耆さんにお願いするという分担になった。

それからこの執筆時点の2009年4月になったのであるが、伯耆さんからこのアンプが雑誌記事になるという連絡をいただいた。
雑誌にはURLが掲載されるらしいのだが、このサイトはドメインはとったものの全く手付かず。(TT)
ホームページを書くのも面倒だし、ブログで過去からの経緯を日記風にまとめることにした。
レンタルサーバにMT(3)を入れたのであるが、無料のさわやかなテンプレートもdecoさんで見つけてなんとかここに至った。
昨日の今日なのであるが...。
幸いにして製作写真は伯耆さんに送ったのが残っているので、それを使ってまとめる予定をしている。
挫折しないようにしないと...。

by   at 18:50  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)